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オフィスの移転や改装を検討されている企業にとって、内装設計は職場環境や生産性に直結する重要な要素です。
中でも、オフィス空間の間仕切りとして注目されているのが、構造がシンプルで施工しやすいアルミパーテーションです。軽量で扱いやすいアルミ素材を用いたパーテーションは、LGS(=Light Gauge Steel ライト・ゲージ・スティール、もしくはLight Gauge Stud ライト・ゲージ・スタッドの略。軽量鉄骨+石膏ボード)とは異なる構造を持ち、コストを抑えて導入できる点が大きな魅力です。
また、構造上の特性が使い勝手や機能性にも影響しており、多くのメリットが期待できます。
間仕切りのパーテーションの選定は、業務の効率性や快適性、さらにはコストにまで影響するため、慎重に行う必要があります。
本記事では、アルミパーテーションの導入を検討している企業担当者の方に向けて、アルミパーテーションの構造や特徴、導入のメリット・デメリットなどを解説します。オフィスでのアルミパーテーションの設置例も紹介するので、導入時にぜひ参考にしてください。
アルミパーテーションとは、どのような特徴がある間仕切り壁なのでしょうか。ここでは、アルミパーテーションの基本構造や、他のパーテーションとの違いを説明します。
アルミパーテーションは、アルミ素材で作られた支柱(=フレームまたはポスト)に、パネルをはめ込んで固定するシンプルな構造のパーテーションで、オフィスの間仕切りとして広く活用されています。
基本構造は以下の通りです。
支柱:アルミ押出材が使用され、軽量かつ高精度な設置が可能
パネル(表面材):スチール、化粧板、ガラス、クロス貼りなど多彩な仕上げが可能
名称は「アルミパーテーション」ですが、実際には支柱にアルミを使用し、パネルの表面にはスチールを使用するケースも多く、全てがアルミで構成されているわけではありません。
パネルの表面には強度を増すためにスチールが使われることも多いですが、芯材にはハニカム構造にしたペーパーコアと呼ばれる紙製の構造物が使用されています。この芯材を不燃タイプのものに変更すれば、耐火性や遮音性、保温性の向上が期待できます。
この構造により、アルミパーテーションは軽量で施工がしやすく、施工期間が短く済むため、オフィス移転や短納期リニューアル時に非常に適しています。また、比較的安価な点から、頻繁なレイアウト変更や増設・撤去を伴うワークプレイスには、コストパフォーマンスの良い選択肢となります。
さらに、パネルや支柱にはカラーバリエーションがあり、定番のシルバーだけでなく、赤・青・木目調のデザインパネル、ブラックやホワイト仕上げの支柱など、空間の雰囲気に合わせたコーディネートも可能です。清潔感があり、簡素で落ち着いた印象を与えるため、一般的なオフィスのほか、工場内の事務所、研究施設、病院のバックオフィスなどにも活用されています。
また、構造がシンプルでメンテナンス性に優れていることも特長で、日常の清掃や衛生管理も行いやすく、長期的に美観を維持しやすい点も評価されています。
アルミパーテーションとよく比較されるものに、スチールパーテーションがあります。同じく金属製の間仕切りですが、両者には明確な違いがあります。
アルミパーテーションとスチールパーテーションの最大の違いは「支柱素材」です。アルミパーテーションは支柱にアルミを、スチールパーテーションは支柱にスチールを使用しています。アルミパーテーションでもパネル表面にはスチール材が使われることが多いため、素材の違いが明確に出るのは支柱部分になります。
また、アルミパーテーションの支柱は外から見える露出タイプが基本ですが、スチールパーテーションは支柱をパネル内部に隠す構造となっており、よりフラットで洗練された見た目を実現します。
性能面では、堅牢性、遮音性、不燃性いずれもスチールパーテーションが優れています。そのため、これらぼ機能性を求められる場所ではスチールパーテーションが選ばれる傾向にあります。
さらに大きな違いは施工期間と費用です。アルミパーテーションは軽量で組立てが容易なため、施工期間が短く、価格も抑えられます。一方、スチールパーテーションは加工や組立てに時間とコストがかかる分、高級感や遮音性といった機能性に優れています。
そのため、コスト重視・短納期のプロジェクトや頻繁なレイアウト変更が想定される現場にはアルミパーテーションが適しており、重厚感のある空間や高い遮音性が求められる場面ではスチールパーテーションが選ばれます。
このようにスチールパーテーションとアルミパーテーションは性質が異なるため、間仕切りして作る空間に合わせて選定すると良いでしょう。
オフィスにアルミパーテーションを導入するメリットには、主に以下の5つがあります。ここではそれぞれのメリットを詳しく見ていきましょう。
アルミパーテーションをオフィスに導入するメリットの一つに、比較的安価なことが挙げられます。 オフィスの間仕切りを検討する際、スチールやガラス製のパーテーションや、造作壁を検討する方も多いでしょう。
造作壁とは、金属製の下地(LGS)や木製の下地の上に石膏ボードを貼り、表面を仕上げる間仕切りの方法です。空間をしっかりと仕切れますが、施工工数がかかるので導入コストは高額になりがちです。
一方、アルミパーテーションはこれらの方法よりもシンプルな施工方法なので、比較的安価で設置できます。費用はパネルの種類や取り扱い業者によって異なりますが、1枚当たり15,000円程度~が相場です。 そのため、コストを抑えながらオフィスに部屋を増設したい方や、簡易的な間仕切りをしたい方に向いています。
LGS壁(軽量鉄骨+石膏ボード)と比較して初期費用が抑えられるケースが多く、将来的なレイアウト変更や撤去も容易で、トータルコストで見ても有利です。
アルミパーテーションは、アルミフレームに好みのパネルを固定するシンプルな作りです。アルミ素材は軽量で扱いやすく、現場加工も少ないため、必要な部材もあらかじめカットして施工現場へ搬入されるので、追加の加工工事などが発生せず、短期間で工事を完了できます。オフィス移転やリニューアル時に時間的制約がある場合にも適しています。
アルミパーテーションの構造はシンプルなので、移設や追加が簡単なことも導入するメリットです。
パネルやフレームがモジュール設計で構成されているため、分解・再利用がしやすく、解体や再組み立てが可能です。そのため、組織再編成で従業員数・チーム数の変化によるレイアウト変更が必要な際や、オフィスの引っ越しの際も、スムーズに対応しやすいでしょう。
また資材を再利用できるので、工事費や引っ越し費用を抑えられることも大きなメリットです。環境配慮の視点からも注目されています。
豊富なデザインからオフィスに合うものを選べることも、アルミパーテーションのメリットの一つです。 一昔前のパーテーションはデザインの選択肢が限られていましたが、近年ではフレームやパネルのカラーバリエーションが増えています。異なる色のフレームやパネルを組み合わせると、何通りものデザインを楽しめます。
パーテーションラボで取り扱っている標準フレームカラーは、明るくシンプルなライトメタル、優しい白色のシルキー、シャープな印象のブラッキーの3つです。パネルは標準カラーは業界トップクラスの全12色やガラスを取りそろえており、オフィスに合わせてデザインをプランニングできます。
必要に応じてドアの設置ができることも、オフィスにアルミパーテーションを設置するメリットです。 一般的に、アルミパーテーションにはさまざまな種類のドアを設置できます。代表的なドアの種類は、開き戸や引き戸、折れ戸、スライドドアなどです。造作壁と異なり、設置するスペースに合わせて柔軟にドアを設置できるパーテーションは汎用性の高さが魅力です。
配線ダクトを内部に通す設計が可能なため、コンセントやLANケーブルなども美しくまとめられ、すっきりとした見た目を保てます。
アルミパーテーションは多くのメリットを持つ一方で、導入にあたってはいくつかの注意点も存在します。以下に代表的なデメリットとその対策を紹介します。
アルミパーテーションはある程度の遮音性能は確保できますが、完全な防音には不向きです。会議室や応接室など、音漏れが気になる用途では、遮音性能の高いスチールパーテーションや二重構造の採用を検討しましょう。
アルミパーテーションはシンプルで清潔感のある印象を与える反面、高級感を演出したい空間にはやや不向きです。来客エリアや役員室など、上質な意匠性が求められる場所では、ガラスとの組み合わせやカラーパネルの活用で工夫が必要です。
構造上、支柱がむき出しになるため、フラットな壁面を希望する場合には適しません。デザイン性にこだわる場合は、フラットパネル構造の製品を選ぶか、スチールパーテーションを選択肢に入れるとよいでしょう。
軽量さが利点でもある一方で、物理的な耐久性や剛性はスチールパーテーションに一歩劣ります。重量物を壁に固定したい場合や、長期的に使用する場合は、施工業者と構造の仕様を確認したうえで導入する必要があります。
アルミパーテーションはパネル素材によって不燃仕様にも対応可能ですが、標準仕様ではスチールに比べると不燃性能が劣ることがあります。建築基準法や消防法に基づく内装制限に準拠する必要があるエリア、高層ビルなど規定があるオフィスでは、火災発生時の安全性の観点から、パーテーションの不燃性が条件になるケースも少なくありませんので、事前に仕様を十分に確認することが大切です。
パーテーションラボでは不燃タイプのパネルも取り扱っています。
これらの点を把握したうえで、用途・空間の特性・法的要件に応じた最適な製品選定を行うことが、失敗のないパーテーション導入につながります。
ここでは、アルミパーテーションの実際の設置例を3つ紹介します。デザインや機能面での活用方法をご紹介します。導入を検討中の方にとって、実際の使用シーンは参考になるはずです。それぞれのデザインを参考にして実際の導入の参考にしてください。
一つ目の設置例は、応接室に木目調のデザインを取り入れたオフィスです。ブラックフレームにダークブラウン木目調のパネルを組み合わせ、落ち着いた印象を演出。全体的に落ち着いた印象に仕上がっています。コストを抑えつつも、来客に対して信頼感を与える意匠性を確保しました。カラーバリエーションの柔軟さが活きた事例です。木目調のパネルは部屋に置かれた観葉植物や自然な色合いの床ともなじみが良いので、オフィスへの来訪者にも好印象を与えられるでしょう。
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二つ目の設置例は、オフィスのミーティング機能を強化したケースです。オープンな執務エリア内にアルミパーテーションで半個室型のミーティングスペースを新設。片面にはホワイトボードパネルを採用し、書き込みや掲示が可能に。軽快なアルミフレームとホワイト仕上げのパネルが、清潔感と機能性を両立しています。会議室のアルミパーテーションの一部にホワイトボードを内蔵してスペースを有効活用し、機能性の高い空間に仕上がっています。
パーティション施工事例 |東京都文京区 士業事務所の応接室
設置例の三つ目は、生産性向上を目指して落ち着きのある天井付きのファクトリーブースを導入したケースです。物流センター内の作業スペースとして、アルミパーテーションで囲ったファクトリーブースを設置。空調管理がしやすくなり、作業者の快適性と生産性が向上。自然光を取り入れることができるガラスパネルを組み合わせて視認性も高め、来訪者の視認性、作業管理効率の改善にもつながっています。
ファクトリーブース内のオフィス事務所は、遮音性、防塵性を考慮した不燃アルミパーテーションを使用してファクトリーブースを設置しました。開口部には幅が広いWドアを設置しているので搬出入もスムーズです。アルミパーテーションのパネルは清潔感のある白色の他にも、パーテーションラボでは、スタイリッシュで重厚感も感じさせるブラックカラーも、近年の「働く環境向上と従業員満足」の観点から人気となっております。
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アルミパーテーションは、軽量なアルミフレームとパネルを組み合わせたシンプルな構造が魅力のパーテーションです。
スチールパーテーションと比較して価格が安く、短期間での設置が可能なため、コスト重視の導入に適しています。
移設や追加が容易にでき、オフィスレイアウトの変更にも柔軟に対応できる点も大きなメリットです。フレームやパネルのカラーバリエーションが豊富なため、オフィスの雰囲気に合わせた雰囲気作りが可能です。必要に応じて開き戸や引き戸などのドアも取り付けられるので、オフィスの用途に合わせた柔軟なデザインを実現できます。
パーテーションラボでは、豊富なデザインや不燃タイプも取りそろえており、オフィスのニーズに合わせたアルミパーテーションの提案から施工までワンストップでサポートいたします。
オフィスや倉庫など、事業所移転や内装リニューアルアルでパーテーションの導入を検討されている方は、ぜひ一度パーテーションラボにご相談ください。
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