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7月1日は、毎年「国民安全の日」となります。
1960年に創設されたこの日は、産業災害や交通事故、火災など、国民の日常生活の安全を脅かす災害を防止することを目的に、内閣府や関係省庁、地方公共団体によって、全国で安全に関する講演会や講習会、啓発活動が実施されます。
さらに、厚生労働省は7月1日から7日までを「全国安全週間」と定め、企業や各職場で安全意識を高めるための巡視やスローガン掲示、災害防止のための取り組みが行われています。これに先立ち、6月は「準備期間」として安全広報資料の配布や防犯パトロール、労働安全に関する講習会なども実施されています。
こうした機会は、企業がオフィスや工場などの「働く空間」を見直し、安全性の確保に改めて向き合う絶好のタイミングです。
本記事では、オフィスや工場における安全性と快適性を両立する内装の間仕切り製品、スチールパーテーションについて、その特徴と導入のポイントを詳しく解説します。導入を検討している方、アルミパーテーションとの違いを知りたいかたは、ぜひ参考にしてください。
スチールパーテーションとは、金属素材であるスチール(鋼板)を用いた内装間仕切り製品です。見た目のスマートさと堅牢性、高い安全性を両立した製品として、多くの企業のオフィスや工場、医療施設、研究施設などで採用されています。
施工型ハイパーテーションのスタンダードであるアルミパーテーションとは異なり、表と裏の両面パネルの中空構造の間に石膏ボードなどを内蔵して、優れた遮音性と不燃性を持ち、火災や災害時にも安心できる仕様となっています。また、内蔵型のフレーム構造により、見た目はスッキリとしつつも高い強度を確保。堅牢性や遮音性に優れていることから、より安定した間仕切りの造作壁として、安全性に優れた空間づくりに適しているという点で、他素材のパーテーションとは異なる優れた特徴があります。
重厚感や高級感が感じられるので、オフィス、とくに来訪者を招き入れる応接室の間仕切りにも向いています。
スチールパーテーションはオフィスに設置するとさまざまなメリットがあります。
スチールパーテーションとアルミパーテーションの主な違いは、素材、重量に加え、施工性などがあげられます。 アルミパーテーションは支柱フレームがアルミ製なため、スチールパーテーションに比べると軽量な点はアドバンテージです。工事の搬入や、現地での加工も比較的シンプルなので施工性に優れ、パーテーション設置にかかる施工工事も短期間で済みます。 またアルミパーテーションの芯材にはペーパーコアと呼ばれる紙製の芯材が使用されていることが多いです。この芯材は強度を確保しながらも、段ボールのような素材なため、スチールパーテーションと比較すると可燃性や、遮音性に劣っています。
アルミパーテーションとは?構造や導入メリット・デメリットを解説
スチールパーテーションの特徴には、どのようなものがあるのでしょうか。ここではスチールパーテーションが持つ特徴を解説します。
スチールパネルをサンドイッチ状に重ねた構造のため、非常に高い強度を誇ります。万が一の地震や衝撃にも耐えやすく、オフィスや工場など、災害リスクを考慮した空間づくりに最適です。
スチールパーテーションはその名の通り燃えにくいスチールが主な素材です。万が一オフィスが火災になっても、炎を遮断して被害を抑える効果が期待できます。また、パネル内部に石膏ボード(=プラスターボード)、グラスロックやロックウールなど不燃材を内蔵できるため、優れた不燃性を実現できます。火災発生時にも延焼リスクを最小限に抑えることができます。また、火災対策を重視する医療施設や研究機関でも多く採用されています。 建築基準法施行令第108条の2で「不燃材料」の認定を受けているため、内装制限のある建物や各種施設の区画にも設置できるのは大きなメリットです。
※参考:e-GOV.「建築基準法施行令(昭和二十五年政令第三百三十八号)」.https://laws.e-gov.go.jp/law/325CO0000000338#Mp-Ch_4 ,(2025-04-01).
スチールパーテーションはサンドイッチ状の中空構造のためそのパネルの厚さがもたらす、純粋にアルミパーテーションに比べると、防音性が高いです。この中空構造の部分にガラスが主成分のグラスウールや、鉱物が主成分のロックウールなどを内蔵させることで高い遮音性が期待できます。このような特徴から、スチールパーテーションはオフィスの応接室や会議室など、秘匿性に配慮したい部屋の間仕切り壁に向いています。他にもクリニック・研究施設での快適な環境づくりに役立ちます。
スチールパーテーションは他の素材のパーテーションより断熱性に優れていることも特徴の一つです。 前述の通り、スチールパーテーション内部の中空構造で空気層が形成されると、熱の移動を遮断して断熱性を高められます。また中空部分にグラスウールやロックウールを充填すると断熱効果も得られるので、室内外の温度差を管理しやすくなるのも大きなメリットです。 このような特徴から、スチールパーテーションの設置はオフィスの冷暖房効率の改善によるコスト削減や、環境負荷の軽減にもつながるでしょう。
オフィスにスチールパーテーションを設置する際の注意点にはどのようなものがあるのでしょうか。ここでは、主な注意点を3つ紹介します。
高い堅牢性と不燃性を実現する分、一般的な軽量間仕切りと比べて重量があり、適切に設置するには専門的なノウハウが求められます。信頼できる施工業者への依頼が不可欠です。
また、設置場所や用途を明確に オフィス・工場・医療施設など、用途や設置場所に合わせて最適な仕様を選ぶことが重要です。防音性や防火性能の基準、法規制も踏まえたプランニングが必要です。
スチールパーテーションは機能面に優れている分、他の素材のパーテーションよりも高額になるのが一般的です。またフレームやパネルなど構造上の特徴と重量があるため、製造プロセスや工期もかかりることから、設置までに必要な資材の運搬や搬入、施行工事には一定の手間とコストがかかります。
スチールパーテーションは見た目もスマートですが、空間全体のデザインとの調和も意識したレイアウト設計が求められます。設置場所や用途を明確に オフィス・工場・医療施設など、用途や設置場所に合わせて最適な仕様を選ぶことが重要です。防音性や防火性能の基準、法規制も踏まえたプランニングが必要です。場所によって、アルミパーテーションでもまかなえるのかを検討するのも良いでしょう。
スチールパーテーションもアルミパーテーション同様に、床から天井まで塞ぐ高さで機密性が高まるケースは、独立した空間として新たに火災報知機の設置が必要になることや、空気が流れにくいため空調などを設置する必要が出てくる可能性もあります。届け出によって消防署が工事を審査し、必要と判断されると消防設備の移設・増設などの追加工事が必要になることもあります。
スチールパーテーションは、多様な働く空間で高く評価されています。以下に具体的な活用事例をご紹介します。
遮音性を活かし、外部の騒音を抑えた快適な執務エリアや会議室の構築が可能です。木調パネルデザインで、落ち着いた空間での打ち合わせや、「会議室の声や音漏れを改善したい」という課題に応え、従業員の生産性向上に貢献します。また、スチールパーテーションは、パネルのサンドイッチ構造のため、表と裏でそれぞれ異なるデザインが可能なことは、意外な特徴であり、メリットとして生かすこともデザイン上のポイントです。
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堅牢性と不燃性を活かし、工場内の危険エリアの間仕切りや、設備エリア、作業エリアの安全確保に役立ちます。環境音対策としても有効です。
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衛生管理と安全性が求められる医療現場でも、スチールパーテーションは活躍。見た目のスマートさと、遮音・防火性能で、患者様の安心感と快適性を提供します。
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働く空間の安全性向上は、従業員の安心感と企業の信頼性にも直結します。
スチールパーテーションは、石膏ボードで表裏をスチールパネルで挟んだ頑丈な間仕切り壁です。支柱がパネル内に収納され、継ぎ目が目立たないことで重厚感がより躯体に近い見た目が特徴です。アルミパーテーションより重く、製造と施工に手間が若干かかりますが、内装制限のある建物にも対応し、中空構造と充填材により、不燃性・遮音性・断熱性により優れていることなどの機能的な特徴を持ち合わせます。デザイン性に加え、秘匿性が必要な空間や冷暖房効率の改善にも貢献します。
パーテーションメーカー直販サイトのパーテーションラボでは、スチールパーテーションの豊富な設計・製造・施工で、製品情報や事例紹介、導入のご相談を承っています。7月1日の「国民安全の日」を機に、働く空間の安全性を高める第一歩として、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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