工場や倉庫といった広大な空間で、管理業務や電話応対を行うための事務所スペースを確保することは、多くのケースで課題になります。製造現場と隣接した環境で、快適かつ安全にデスクワークを行うには、パーテーション工事によるファクトリーブースの導入が非常に有効です。

特に近年では、働く人の健康管理・衛生管理が重視され、観音開きの両開きドア(Wドア)など、より機能性を備えたパーテーションブースの需要が高まっています。本コラムでは、施工事例を交えながら、ファクトリーブースのメリットや両開きドアの有用性を詳しく解説します。

 

1.ファクトリーブースとは?

 ファクトリーブースとは、工場や倉庫内に設置する個室型の事務所空間のことを指します。パーテーションを用いて天井を含めた四方を区切り、天井やドアを取り付けることで、工場内に独立したオフィスを構築できます。大規模な工事を必要とせず、短期間で設置可能な点も魅力です。

ファクトリーブースの導入によって、以下のような効果が期待できます。

  • 騒音対策:製造ラインや重機の稼働音を遮断し、静粛な作業環境を確保。

  • 温度管理:工場全体を冷暖房するより効率的に、事務所内だけを快適に保つことが可能。

  • 衛生環境の確保:粉塵やホコリの侵入を防ぎ、精密作業やデスクワークの質を向上。

  • 柔軟な設置:必要な場所・規模に合わせて自由に設計可能。

こうしたメリットにより、ファクトリーブースは「ただの間仕切り」ではなく、工場経営や従業員満足度を大きく左右する設備となっています。

ファクトリーブースとは、工場や倉庫内に設置する個室型の事務所空間のことを指します。

パーテーションを用いて天井を含めた四方を区切り、天井やドアを取り付けることで、工場内に独立したオフィスを構築できます。

 

2.大型工場内に快適な事務所を設置

 千葉県佐倉市にある老舗製造業者様では、製造現場のすぐ隣にファクトリーブースを設置し、現場管理者が使用する事務室として活用しています。特徴的なのは、両開きドア(Wドア)を完備した設計です。

施工ポイント

  • 空調効率の向上:工場既存の大型空調と連動し、ブース内の温度を常に一定に保つことが可能。

  • 熱中症対策:特に夏場の温度上昇を抑え、従業員の健康リスクを軽減。

  • 衛生管理:粉塵やホコリを遮断し、清潔な事務所環境を実現。

  • 利便性の高い出入口:両開きドアにより、大型の図面や資材の持ち込みもスムーズ。

設置後、従業員からは「集中して仕事ができる」「暑さが和らいだ」「作業効率が上がった」といった声が寄せられ、満足度の大幅向上につながりました。

パーテーションにファクトリーブースを設置後、従業員からは「作業効率が上がった」といった声が寄せられ、満足度の大幅向上につながりました。

パーテーションにファクトリーブースを設置後、従業員からは「集中して仕事ができる」といった声が寄せられ、満足度の大幅向上につながりました。

 

3.工場・倉庫で両開きドアを導入するメリット

 両開きドア(Wドア)は、ファクトリーブースの利便性と安全性を大きく左右する重要な要素です。ここでは、そのメリットを具体的に解説します。

1. 大型搬入に対応

片開きドアに比べて大きな開口部を確保できるため、

  • 台車やフォークリフトでの資材搬入

  • 大型製品や什器の出し入れ といった作業が格段にスムーズになります。

2. 安全性の向上

  • 片側のみ開閉して人の出入り用に利用可能。

  • 両方を開放すれば、緊急時に避難経路としても機能。

  • 視認性が高く、衝突事故や挟まれ事故を防止。

3. 空調効率と衛生管理

  • 必要な時だけ広く開けられるため、冷暖房効率を下げにくい。

  • 開閉の調整で粉塵や外気の侵入を抑制。

  • 工場全体を冷暖房するよりも、省エネ効果が高い。

4. 作業効率の向上

  • 資材や備品の持ち込み・搬出の手間が減少。

  • 出入口での渋滞や待機時間を解消。

このように両開きドアは、単なる「大きなドア」ではなく、工場や倉庫の作業環境を根本から改善する役割を果たします。

不燃認定のアルミパーテーションでれば、高い耐久性と防火性を備え、セキュリティ面でも安心。軽量で扱いやすく、開閉の負担も少ないです。

窓付きのデザインは外部から内部の様子を確認でき、安全性と利便性を両立ができます。

現場によっては、防音性や断熱性を高めた特注仕様も可能です。パーテーションラボでは、使用環境に最適なドア仕様をご提案します。

工場・倉庫ファクトリーブース、パーテーションの両開きドアを導入するメリット 工場・倉庫ファクトリーブース、パーテーションの両開きドアを導入するメリット 工場・倉庫ファクトリーブース、パーテーションの両開きドアを導入するメリット

 

4.ファクトリーブース導入の流れ

 ファクトリーブースを導入する際の一般的な流れは以下の通りです。

  1. 現地調査:工場・倉庫の環境を確認。

  2. 設計プラン作成:用途・規模・導入目的に応じたプランをご提案。

  3. パーテーション工事:短期間で設置可能。

  4. 完成・引き渡し:即日から使用開始可能。

特に両開きドアを導入する場合は、搬入経路や避難計画との整合性を事前に確認することが重要です。

 

5.まとめ|両開きドア付きファクトリーブースで快適な事務所空間を

 工場や倉庫におけるファクトリーブースの設置は、従業員の働きやすさと生産性を大きく改善する有効な手段です。

パーテーションでの個室作りは、設計の自由度が1つの魅力です。ドアタイプも様々なバリエーションから、用途にあったものを選び設計することで利便性・安全性・空調効率にも高影響が得られ、働きやすい環境創りに貢献します。

 

パーテーションラボでは、豊富な施工実績をもとに、お客様の現場環境やニーズに最適なファクトリーブースをご提案しています。施工事例は以下のページでご覧いただけます。

 

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