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目次
オフィスの執務室(執務スペース)は、従業員が1日の大半を過ごす場所です。その空間が快適であればあるほど、集中力やモチベーションが高まり、仕事の生産性や成果にも好影響を与えます。逆に、レイアウトやデザインが不十分だと、従業員のパフォーマンス低下にもつながりかねません。従業員が業務に集中しやすい機能的な執務室をつくるには、どのようなポイントに気を付ければ良いのでしょうか。
本記事では、働きやすい執務室をつくるために知っておきたいポイントやデザインの具体例を紹介します。機能的な執務室をつくるために注意すべきポイントと、その解決策としてのパーテーションの最適な活用方法を、メーカー直販のパーテーション専門家「パーテーションラボ」が徹底解説します。本記事を参考に、自社の執務室を見直してみてください。
執務室(執務スペース)とは、従業員が日々の業務を行うための空間です。
一般的には、デスクやパソコン、オフィス機器が並ぶ広いエリアで、多くの企業でオフィスの大部分を占めています。
近年は、用途や空間をあえてはっきりと区別せず、より柔軟な働き方を重視する流れもあります。そのため、より多目的で柔軟な印象のある「執務スペース」の表現も広く使われるようになりました。
似たような言葉に「事務室」がありますが、基本的な意味は同じです。オフィスデザインの図面上では、「執務室」や「執務スペース」と記載されることが一般的です。
執務室が持つ役割には、生産性の向上やコミュニケーションの活性化、セキュリティ性の確保などがあります。
執務室は、従業員が業務に集中しやすい環境を提供し、生産性を高める役割を担っています。そのためには、いくつかのポイントを押さえた空間作りが欠かせません。
例えば、外部からの視線や雑音を遮るパーテーションや吸音材を導入すると、従業員が業務に集中しやすい空間を実現できます。デスクの配置を工夫して、視線を遮るのも効果的です。
また執務室が狭すぎると従業員の動線が乱れやすく、仕事への集中力が削がれてしまいます。十分なスペースの確保が重要です。他にも、高速のインターネット環境を整備して、オンライン会議やデータ共有がスムーズに行える環境を整えるのも良い方法です。
執務室は、従業員同士のコミュニケーションを活性化する役割も担っています。コミュニケーションによって連携が強まれば、新しいアイデアも自然に生まれやすくなるでしょう。
例えば、カジュアルなコミュニケーションが取れるオープンスペースやリフレッシュスペースを設けると、自然と会話が生まれやすくなります。
一般的に執務室は従業員のみが利用できるエリアです。来訪者が立ち入るエントランスや応接室と分離されているので、セキュリティを確保する役割もあります。
特に、機密事項や顧客データを扱う部門では、安全性を高める設計が欠かせません。入退室をセキュリティカードや指紋認証・顔認証で確認したり、パーテーションによる目隠しや鍵付きの書類ロッカーを活用したりして情報管理を徹底しましょう。
機能的な執務室づくりを検討する上で、働き方の変化を理解することは非常に重要です。
昔の執務室と現代の執務室は、「オフィスの役割」と「そこで働く人に求められる価値」の根本的な違いや変化から、レイアウト、デザイン、機能性のすべてが大きく変遷しています。
ここでは、その違いと現在のトレンドを解説します。
かつての執務室は、主に「定型業務の効率化」と「管理のしやすさ」を重視した設計でした。
現代の執務室、特にコロナ禍を経てトレンドとなっているオフィスは、「イノベーションの創出」「多様な働き方の支援」「従業員のウェルビーイング(心身の健康)」を重視しています。
業務に集中しやすい執務室をつくるには、以下の3つの要素をバランス良く考慮することが不可欠です。
オープンオフィス化が進む中で、最も従業員の集中力を阻害している要因の一つが「音」です。電話の話し声、キーボードの打鍵音、打ち合わせの声などは、無意識のうちに集中力を奪います。
対策のポイント:
パーテーションの活用: 部署間や通路との間に遮音性・吸音性の高いパーテーションを設置することで、音の反響を防ぎ、空間の「静けさ」を確保します。
集中ブースの設置: 一時的な電話や集中作業のために、個室型・半個室型のパーテーションを用いた集中ブース(フォンブース、ソロワークスペース)を設けることで、他の社員への音の影響を最小限に抑えます。
機能的なレイアウトとは、従業員がストレスなく移動でき、かつ必要なコミュニケーションを円滑に行える設計です。
明確なゾーニング: パーテーションを用いて「執務エリア」「会議エリア」「リフレッシュエリア」などを明確に区切る(ゾーニング)ことで、各エリアの目的に合わせた行動を促し、相互の干渉を防ぎます。
動線の確保: 通路幅を適切に保ち、主要な設備(プリンタ、給湯室など)へのアクセスをスムーズにするレイアウトを設計します。ガラスパーテーションなどを活用すれば、視線を遮らずに空間を区切り、開放感を保ちながら効率的な動線設計が可能です。
長時間働く空間だからこそ、目に優しい光環境と、気分を高揚させるデザインは重要です。
採光性の最大化: 窓からの自然光を奥のエリアまで届けるために、透明度の高いガラスパーテーションや、上部が開いたローパーテーションを選定します。これにより、圧迫感を軽減し、開放的で明るい空間を実現します。
色の心理効果: 企業のブランドイメージや業務内容に合わせ、壁面やパーテーションの色を選定します。集中力を高める青系、リラックス効果のある木目調などを部分的に取り入れることで、機能性とデザイン性を両立させます。
従業員が働きやすいと感じる執務室には、どのようなポイントがあるのでしょうか。
ここでは、執務室をつくる際に意識したい5つのポイントを詳しく見ていきましょう。
開放感のある執務室は、従業員のストレスを軽減して働きやすさを高めてくれます。
執務室の天井を高く設計したり、ベージュや白など明るい色の壁や床を採用したりすると、開放的な空間が生まれます。また、執務室の間仕切りにガラスパーテーションを活用すれば、空間を仕切りながらも、自然光を取り入れた明るい空間を作れるのでおすすめです。
圧迫感のない明るい執務室なら、長時間の業務でも疲れにくく、集中力やモチベーションを維持しやすいでしょう。
従業員が快適に業務に取り組めるデスクサイズの確保も大切です。
狭すぎるデスクでは、必要な書類やパソコンなどがデスクに置ききれず、生産性を低下させてしまいます。また、窮屈な印象は居心地が悪く、精神的なストレスにもつながるでしょう。
一般的に適切なデスクサイズの目安は、従業員1人当たりの幅が100~140cm、奥行が70cm以上とされています。業務内容や職種によって、モニターやキーボードなどでさらに広いスペースが必要となる場合もあるので、自社の業務に合うサイズを検討しましょう。
働きやすい執務室をつくるには、書類や備品を整理整頓できる収納スペースがあることもポイントです。
オフィス内の通路に物が散乱すると従業員の動線が乱れるだけではなく、災害時の避難を妨げる危険もあります。また、整理整頓されていない執務室は煩雑な印象を与えるだけではなく、業務効率の低下にもつながります。
すっきりと片付いたオフィスで従業員の生産性を上げるには、書類や備品、個人の荷物などを収納できるスペースを確保しましょう。その際、デスク周りの収納は背の低いものを選ぶと、従業員に圧迫感を与えにくく快適です。
執務室内の通路幅にゆとりを持たせると、移動のしやすさが向上します。
利用者が多いメイン通路は、幅が狭いと移動がスムーズにできず不便です。従業員がストレスなく執務室内を移動できるよう、ゆとりのある通路幅を確保しましょう。働きやすい執務室を実現するためにも、以下の通路幅を参考にするのがおすすめです。
・メイン通路:160cm以上・デスクの間:160cm以上・壁との間隔:90cm以上
働きやすい執務室に仕上げるには、シンプルで移動しやすい動線が大切です。
執務室内の動線が複雑だと、移動の無駄や混雑が発生して従業員がストレスを感じる原因になります。そのため、できるだけシンプルで分かりやすい動線を意識しましょう。
その際、リフレッシュスペースや自動販売機などを出入り口付近のアクセスしやすい場所に配置すると、利便性が高まるだけではなく、従業員同士の自然なコミュニケーションも促進されます。
オフィスで日々働く従業員が快適に働ける環境を整えると、業務へのモチベーションや生産性の向上にもつながります。
従業員の職場満足度を高めるためにも、執務室のデザインにこだわりましょう。ここでは、執務室におすすめのデザインを3つのポイントから説明します。
自然光や植物を取り入れると、無機質になりがちな執務室の雰囲気を和らげることができます。
例えば、大きな窓から自然光が降り注ぐオフィス環境を選ぶと、開放的で温かみのある執務室になるでしょう。他にも、執務室の間仕切りにガラスパーテーションを活用すれば、自然光を遮らずに明るい雰囲気を維持できます。
また、執務室の中に観葉植物を配置するのもおすすめです。観葉植物はリラックス効果が期待できるだけではなく、空気清浄作用も期待できます。視覚的にも精神的にもプラスの効果がある観葉植物を取り入れると、より快適な執務室づくりに役立ちます。
従業員の満足度を高めるには、執務室の中に自由に使える多目的スペースを設けましょう。
従業員のニーズに合わせて使えるスペースがあると、さまざまな場面で便利です。例えば、会議室を予約するほどでもない打ち合わせやオンライン会議だけではなく、業務合間の気分転換などにも気軽に利用できます。
可動式のパーテーションやキャスター付きの家具などを配置しておけば、従業員が必要な時に使用できるため、より柔軟な環境を実現しやすいです。
より満足度の高い執務室を目指すなら、デスクレイアウトにもこだわりましょう。
執務室のデスクの並べ方は、業務の進め方やコミュニケーションの取り方に直結する重要なポイントです。一般的に、執務室のデスク配置の仕方にはいくつか種類がありますが、代表的なものは以下の2つです。
・対向型(島型):チーム単位で向かい合う形に2列に配置するレイアウト・並列型:全員が同じ方向を向いて座るレイアウト
対向型(島型)は、チームごとの島を設けるケースも多く、従業員同士のコミュニケーションを円滑にしてくれます。一方、並列型は従業員一人ひとりが業務に集中しやすい環境を作りたいオフィスにおすすめです。他にも、従業員が背中合わせになる配置や、一人ずつ区切られたブース型などさまざまなスタイルがあるため、自社に適したデスクレイアウトを導入しましょう。
現在のオフィス移転・改装で最も重要視される執務室のトレンドは、以下の3点です。これらの実現に、パーテーションは欠かせない要素となっています。
「仕事の内容(アクティビティ)」に応じて、働く場所を自由に選択できる働き方と、それを実現するオフィスの設計概念です。
ABW型オフィスでは、様々な機能を持つエリアを適切に区切る「ゾーニング」が必須となります。パーテーションは最適なツールになります。
高集中エリア: 完全に遮音された集中ブースや個室型パーテーションで、Web会議や一人での深い思考を支援。
コラボレーションエリア: ローパーテーションで視線は遮りつつ、声は届く程度の緩やかな仕切りで、チームミーティングをサポート。
出社とリモートワークを組み合わせた働き方では、「オフィスに来る意味」が問われるようになり、オフィスは「リモートでは得られない価値」を提供する場である必要があります。
リモートワーカーとオフィスワーカーの「情報格差」や「音の干渉」を防ぐために、パーテーションでの機能的な間仕切りが重要になります。
Web会議環境の整備: 周囲の雑音を防ぐ防音性・吸音性の高いパーテーションで区切られた会議室やブースを増設。
非執務スペースの拡大: ラウンジやリフレッシュスペースを充実させる際も、ガラスパーテーションなどで緩やかに区切り、執務エリアへの動線干渉を防ぎつつ、デザイン性の高い空間を演出。
従業員の心身の健康や快適性を重視し、自然素材の活用、緑化(バイオフィリックデザイン)、採光性の確保などを取り入れるオフィス創りに関心が高まっています。
ここでもパーテーションで快適性を高めながら、デザイン性の両立が可能になります。
採光性の確保: 透明度の高いガラスパーテーションを採用し、自然光を最大限に活用し、オフィス全体に開放感と明るさを提供。
デザイン性の向上: 木目調やファブリック素材のデザインパーテーションを使用し、単調になりがちな執務室に温かみやリラックス効果をもたらします。
現代の執務室づくりは、単にデスクを並べるだけでなく、「従業員の活動と幸福度」を基点とした戦略的な空間設計が求められているのです。
執務室の機能性と生産性を高めるために、間仕切りのハイパーテーションやローパーテーションは、極めて有効なツールです。
単なる空間の区切り以上の、多くの戦略的なメリットを自社にもたらします。
オフィス移転や改装を検討されている経営層・実行担当者様向けに、パーテーション専門の観点から、主なメリットを機能的、レイアウト、デザインの3つの視点で解説します。
従来の壁(軽鉄壁)による間仕切りと比較して、パーテーションは将来的なオフィス戦略を見据えた高い柔軟性を提供します。
容易な移設・再構成: 組織変更や従業員数の増減、新たな働き方(ハイブリッドワークなど)の導入に合わせて、パーテーションの配置や撤去が比較的容易に行えます。壁に比べて工期やコストを抑えながら、レイアウト変更が可能です。
明確なゾーニング(エリア分け): パーテーションによって「執務エリア」「コラボレーションエリア」「集中ブース」といった用途の異なる空間を物理的に明確に区切ることができ、それぞれのエリアの機能性を最大限に引き出せます。
賃貸オフィスでの活用: 多くの賃貸オフィスで原状回復義務が定められていますが、パーテーション(特に置くだけのローパーテーション)は撤去が容易で、内装工事のコスト負担を軽減しやすい傾向にあります。
機能性だけでなく、執務室のデザイン性は従業員のモチベーションや企業のブランディングに直結します。
採光性の確保と開放感: ガラスパーテーションを導入することで、圧迫感なく空間を仕切りながら、窓からの自然光をオフィス全体に行き渡らせることができます。明るい空間は、従業員の心身の健康にも良い影響を与えます。
デザインによる企業ブランディング: 木目調、スチール、カラーガラスなど、多様なデザインのパーテーションを選定し、企業の理念やブランドイメージに合った執務室空間を実現できます。例えば、IT・ベンチャー企業では、スタイリッシュなデザイン性の高いパーテーションが好まれます。
効率的な設備管理: 執務室内の配線や電源などをパーテーション内部に収めることで、見た目をスッキリと保ち、安全で美しいワークスペースを構築できます。
機能的な執務室を実現するためには、オフィス全体の設計思想に基づいた適切な選定と施工が求められます。
パーテーション専門メーカーであるアイピックの直販サイト「パーテーションラボ」では、お客様の経営課題解決にも直結する以下のメリットを提供しています。
メーカー直販価格: 高品質なパーテーションを相場よりも抑えながら、必要な機能性を妥協しません。
圧倒的な実績とノウハウ: 累計12万件超の施工実績に基づき、貴社の業種や働き方に最適なゾーニング・音環境・光環境の設計を提案します。
無料レイアウト作成サービス: 経験豊富な専門スタッフが、お客様の執務室に最適な機能的なパーテーションレイアウトを無料で作成。設計段階から具体的なイメージを持って内装工事を進められます。
機能的で生産性の高い執務室は、優秀な人材の獲得や定着にも繋がる、経営の「投資」です。
ここでは、執務室のデザインの事例を3つ紹介します。それぞれの特徴を参考にして、自社の執務室のデザインに役立てましょう。
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集中する業務が多いオフィスでは、パーソナルな空間を確保した執務室に仕上げましょう。
個室を設けるのが難しければ、デスク上に置くだけで簡単に間仕切りできる「卓上型パーテーション」を活用するのがおすすめです。必要に応じて従業員のデスクに置くだけで、業務に集中しやすい環境を作れます。また、吸音素材を使ったパーテーションなら、電話やオンライン会議などの雑音を抑えて快適な環境を作りやすいでしょう。
卓上パーテーションは設置工事をせず導入できるので、フリーアドレスのオフィスにも適しています。従業員の作業内容によって自由にパーソナルな空間を作れるため、誰もが業務に取り組みやすい執務室を作れるでしょう。
執務室のパーテーションのパネルやフレームのデザインにこだわると、理想の雰囲気を演出できます。
例えば、職業柄、知的な印象を与えたい場合、木目柄のパネルと黒のフレームを組み合わせると落ち着いた印象に仕上がります。また、自社製品や業務に関連したアイテムを執務室のアクセントとして配置すれば、立派なインテリアになるのでおすすめです。
パーテーションやフレームには、さまざまな色や素材、デザインのものがあります。パーテーション施工の専門業者に相談して、オフィスが目指す雰囲気を演出できる組み合わせを実現しましょう。
スタイリッシュな雰囲気の執務室に仕上げたいなら、ガラスパーテーションを取り入れるのがおすすめです。
パーテーションのパネルをガラスにすると、スタイリッシュな印象になります。また、面積が狭い執務室でも、採光性に優れたガラスなら開放感を感じつつ働けるでしょう。
プライバシーが気になるなら、目線の高さのパネルをくもりガラスに変更するのも良い方法です。くもりガラスなら、目線を遮ってプライバシーを保護しつつ、明るくおしゃれな空間を実現できます。
オフィスの執務室(執務スペース)は、従業員が1日の大半を過ごす場所であり、その快適さや機能性は生産性やモチベーションに直結します。
開放感のある空間づくりや十分なデスク・収納スペースの確保、ゆとりある通路幅、シンプルな動線設計などを意識すると、従業員が「働きやすい」と感じられる環境を実現できるでしょう。また、自然を感じられる要素や多目的に使えるスペースを取り入れることで、快適性やコミュニケーションの質を高めることもできます。
職種に合うデスクの配置が不明な方や、従業員の満足度を高める執務室のレイアウトやデザインを検討したい方は、パーテーションラボにご相談ください。専属の営業担当、オフィスプランナーや施行管理担当がチームを組み、機能性とデザイン性を兼ね備えたオフィスレイアウトを提案します。
自社の執務室をより良い環境に変えたい経営者様、オフィスの執務室の機能性向上をご検討中のご担当者様は、ぜひ一度パーテーションのプロフェッショナルであるパーテーションラボにご相談ください。
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