1.パーテーションのドアとハンドル

 パーテーションのドアは、オフィスや事務所内部のセキュリティを保つための重要な要素です。

適切な防犯対策が施されていない場合、不正な侵入者が容易に部屋やエリアに侵入できてしまいます。ドアとハンドルの防犯対策は、このような不正侵入を防ぐ役割を果たします。

ドアやパーテーションなど建具扉は内側からも外側からも開閉するため、ドアハンドルやノブを表裏両方に取り付けます。

ドアを開閉するレバーハンドルは、回転軸から操作部分を棒状にしたハンドルです。特徴は、押し下げるだけの操作で、子供や高齢者でも簡単に扱える点にあります。一般的には、レバーハンドル、ケースロック、ストライクの3つの要素から構成され、これらがドアに取り付けられます。この組み合わせにより、使いやすさとセキュリティを兼ね備えたドアの操作を実現しています。

 

パーテーションドアは鍵付きで施錠ができるので、他のパネル等と組み合わせて会議室や、セキュリティ重要度の高い部屋も容易につくれます。

  

2.鍵と錠前の違いとは?

 鍵と錠前(じょうまえ)の違いとは、扉に付いているのが「錠前」(ロック)で、持ち歩くものが「鍵」(キー)です。

錠前とは、ラッチやデッドボルトなどが収まっている錠ケースやハンドルレバー全体を指します。鍵を挿すための部分は「シリンダー」と呼ばれ、鍵穴の部品です。シリンダー交換の場合は、鍵穴部分だけを交換します。

錠前はシリンダーを含む錠ケースやハンドルレバー全体を指します。錠前は、シリンダーと一体化して扉を施錠する役割を果たします。

 

 

3.サムターン回しがされにくい、「防犯サムターン」

 サムターンとは、ドアの室内側についている、錠の開け閉めを行うために使う金具です。

サムターン錠は、ドアの内側に取り付けられ、つまみを回すことで施錠するタイプの錠前です。内側からのみ操作可能であり、外側からは鍵がない限り開けることはできません。ドアを閉めたときサムターンのツマミを回すと、デッドボルト(かんぬき部分)が錠本体から飛び出し、デッドボルト(かんぬき部分)の先端がドア枠に取りつけたストライク(受座)にかかって施錠され、鍵を用いることなく戸締まりができます。

サムターンには様々な種類がありますが、防犯性を高めたサムターンは防犯サムターンと呼ばれます。防犯対策には、サムターン回しがされにくい、防犯サムターンが有効です。

鍵を差し込んで回すことで開閉するタイプの錠前の「シリンダー錠」は、鍵が必要であり、鍵の形状とピンの配置が一致しないと開けることができません。シリンダーは二重筒構造になっており、外側にはキーを差し込むためのキーサム、内側にはシリンダーカムがあります。サムターン錠はシリンダー錠とセットで使用されるシリンダー錠は、セキュリティ性が高く、鍵の種類によって防犯性が向上します。

セキュリティ強化においては、侵入者はドアの隙間やドアスコープ、ドアポストなどから特殊な道具を使用して開錠を試みることがあります。防犯サムターンは、金具や部品が空転する仕組みや、つまみ部分に押し込む突起があるなど、開錠を困難にする特別な設計が施されている仕様になってるタイプをさします。

 

4.電子錠電気錠の違い

 電子錠と電気錠は、両方とも電子技術を利用して施錠や解錠を行うため似たような名前ですが、電力の供給元に違いがあります。

電子錠は電気の配線を利用せず、電池を使って電力を供給するタイプで、電気錠は電気の配線を利用して電力を供給するタイプになります。

中小一般オフィスでも多くの導入事例がある電子錠は、内蔵された電池を使用して動作するため、特別な工事の必要ない手軽さが人気です。入手容易な乾電池を使用しており、電池が切れても簡単にに交換することができます。

一方、電気錠は電気の配線を利用して電力を供給するため、扉に取り付ける際には電力を得るための配線工事が必要です。電子錠は電子的な認証手段を使用し、高度なアクセス制御と監視機能を提供します。一方、電気錠は電気信号を使って施錠や解錠を行い、リモート操作や自動化システムとの組み合わせが可能です。

近年のコロナ禍で注目なのが、ITを駆使した「スマートロック」です。

スマートロックは電子錠の一種で、電子錠の中で通信機能を備えた鍵のことをスマートロックと名称されています。ドアに取り付ける通信機能を持った本体機器と、通信操作を行うスマホの専用アプリを連動させることで稼働します。 スマホの専用アプリから主に Bluetooth や Wi-Fi などの無線通信を経由して遠隔で指示を送り、ドア側に取り付けた本体機器が鍵の開閉を自動で行う仕組みです。

これは既存のドアに簡単に取り付けられ、非接触かつ遠隔操作でもドアロックを開閉させることができたり、クラウド上で管理することができます。社員の入退勤を管理するソリューションシステムとしても拡張性が企業のDXに貢献しています。

 

以下は、電子錠と電気錠の取り付け方法と比較です。

 

<電子錠の取り付け>

  • 電子錠は一般的に電池を使用して電力を供給するため、配線工事は不要です。
  • 電子錠の取り付けは比較的簡単で、ドアやゲートに取り付けられる場合が一般的です。
  • 一部の電子錠は既存の鍵穴に取り付けられるため、既存の錠前との交換が可能な場合もあります。

<電気錠の取り付け>

  • 電気錠は電力供給のために配線工事が必要です。電源からの電気配線やコントロール配線が必要となります。
  • 電気錠の取り付けには専門知識や技術が必要な場合があります。電気工事や配線の専門家による設置が推奨されます。

 

<費用と工事時間の違い>

  • 電子錠の取り付けは通常、電池の交換やドアに装着するだけで済みますので、コストと時間を抑えることができます。
  • 一方、電気錠の取り付けには電力の配線工事が必要であり、専門家の手を借りる必要があるため、コストや時間がかかる場合があります。

<デメリットと注意点>

  • 電子錠や電気錠を導入する際には、製品の品質や信頼性に注意を払う必要があります。安価な製品はセキュリティ上のリスクを引き起こす可能性があります。
  • 一部の電子錠や電気錠は、停電時には正常に機能しない場合があります。バックアップ電源の使用や手動解錠機能の有無を確認することが重要です。
  • 電子錠や電気錠の取り付けは、将来的なメンテナンスや修理にも注意を払う必要があります。長期的なコストや手間を考慮して設置することが重要です。

 

電池式電動サムターンユニット PiACKⅢsmart

 

オフィスの防犯対策、セキュリティを重視したパーテーションドアと錠前工事もパーテーションラボにおまかせください。

 

 防犯対策から鍵・錠前の交換・取替え・取り付けのこともパーテーションラボにお任せください。パーテーション施工の付帯工事として、各メーカー製各種の豊富な導入実績がありますので、取り扱いに慣れていない施工会社さんの場合、最適な取り付け方法や運用やに支障を来す場合があります。

パーテーションラボならば扉錠、電気錠、カードロック、ハンズフリーシステムなど各種の施工を安心してお任せいただけます。

 

 

 

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