オフィスの内装工事をする際、「限られた予算の中で、従業員満足度の高いオフィスをつくりたい!」と考えるのは、企業経営にとって共通のテーマかと思います。

そして、快適なオフィス創りに重要なスペースの1つが、実は「トイレ空間」です。

トイレを快適な空間にすることで得られるメリットは企業活動において、非常に多くのものがあります。

今回は「オフィスのトイレ」をテーマに、快適なトイレ環境をつくるためのポイントをお話しいたします。

 

1.従業員のモチベーションに関係しているトイレ事情

 オフィス工事をする際、生産性の向上や業務の効率化を重視する場合、まず主要なスペースとして執務室のレイアウトを検討したり、会議室やリラックススペースを増やしたりする計画が多いのではないでしょうか。

実はトイレは、従業員の働きたいオフィス選びにに大きく関わるスペースです。

トイレが清潔で心地よく使えるかは、休憩室やフリースペース同様かそれ以上に、働きたいオフィスかどうかのモチベーションに関わり、従業員の定着率にも少なくない影響があります。

とくに女性には顕著です。女性が企業を選ぶ時のポイントとして、福利厚生やオフィスの立地の他に、オフィスの設備の充実や清潔感、リファラルスペースという点を考慮していること、そして特にトイレは重要な場所とされています。

トイレブース内は、ひとりになれるプライベート空間でもあります。トイレにいくことで一息ついたり、気持ちを切り替える方は多いでしょう。

オフィスのトイレ環境を整えることは、従業員の生産性向上や業務の効率アップに繋がるといっても過言ではありません。

 

オフィス環境の中でも、働く人が重視することの1位にあがったのが「トイレ」。さらに、トイレが充実すると仕事効率にも影響すると感じている人は、全体の71%にもおよびます。男女ともにすべての年代において6割以上の人が「影響する」と回答しており、トイレについて改めて見直すことは、働く人にとって喜ばれるポイントであることがうかがえます。

オフィス環境の中でも、働く人が重視するシーンにあがったのが「トイレ」。さらに、トイレが快適性が仕事効率にも影響すると感じている人は、全体の71%にもおよぶとのこと。

 

2.オフィスに必要なトイレの数

 実はオフィスに必要なトイレの数は、労働安全衛生法の事務所衛生基準規則によって定められているのをご存知でしょうか?

事務所衛生基準規則は、労働安全衛生法(昭和47年6月8日法律第57号)に基づき定められた、事務所の衛生基準を定めた厚生労働省令です。

この規則は、労働者に快適な労働環境を提供することを目的とし、オフィスの広さ、室温、トイレの数など細かな項目を規定しています。特に、第十七条においては男女別トイレの設置や個室、手洗い設備とともに、男性用個室は同時に就業する男性労働者60人ごとに1個以上、男性用小便器は30人ごとに1個以上、女性用個室は同時に就業する女性労働者20人ごとに1個以上が最低限必要とされています。

例えば、男性60人女性40人のオフィスでは、男性用トイレは個室1個と小便器2個、女性用トイレは個室2個が法的に必要です。狭いオフィスで大勢が働くと、法的要件を満たさない可能性があるため、トイレの設置数にも注意が必要です。

この規則は労働者に快適な労働環境を事業者に提供することを目的としたもので、労働空間となるオフィスの広さや室温、トイレの数などあらゆる項目を細かく規定しています。トイレに関する規定は第十七条にあり、男女別トイレを設けることや個室や手洗い設備の設置と並んでトイレの数も決められています。

男性用個室は同時に就業する男性労働者60人以内ごとに1個以上、男性用小便器は30人以内ごとに1個以上、女性用個室は同時に就業する女性労働者20人以内ごとに1個以上が最低限用意しなくてはいけないトイレの数として規定されています。

男性60人女性40人の合計100人が同時に働くオフィスを例にすると、男性用トイレは個室1個と小便器2個、女性用トイレは個室2個が法律上設置最低限必要なトイレの数となります。

オフィスビルでも、トイレ環境はテナントに入居する利用者にとってチェックする要素の1つとして上げられています。

 

3.オフィスのトイレ空間を快適にする4つのポイント

 トイレ空間の快適性は、「機能性」と「デザイン」によって決まります。

トイレを快適空間に設計できるかどうかで、ワークシーンの質も大きく変わってきます。

 

①プライバシーの確保

 プライバシーを確保するためには、トイレブースの遮蔽性と堅牢性が大切です。

利用者が他者から見られにくく、静かでプライベートな空間を提供することが重要です。

トイレブースとは、トイレの個室空間を作るパーテーションのことで、様々な種類や素材があります。トイレブース工事では、オフィスの規模やニーズに合わせて、最適なトイレブースを選び、設置する必要があります。さらに、トイレブースのデザインや手荷物置き場等の設計にこだわると、快適なトイレ環境を実現することができます。

 

②清潔で安全、衛生面に配慮された空間創り

清潔なトイレ環境は従業員の満足度、そして健康にも影響します。

床や壁面にはニオイ対策だけでなく、くつろぎ感のある素材を使用し、定期的な清掃がしやすいようなデザインが大切です。

他にも、空気環境や手洗いスペースの見直しを図り、従業員が安心して気持ちよく使用できる工夫を凝らすことが重要です。

 

③使用者の利便性

トイレの使用者がストレスなく利用できるためには、機能性、利便性が欠かせません。

必要な物品や設備が手軽に利用でき、使い勝手が良い状態を維持することが重要です。

手洗い施設や手乾燥機、トイレットペーパーの設置場所に工夫を凝らし、利用者が清潔な状態を保つための工夫をしましょう。トイレの配置や数についてもオフィスの規模や従業員数に合わせて検討する必要があるのは前段で述べたとうりです。

 

④バリアフリーデザイン

オフィスのトイレは、身体的な制限がある人たちにも利用しやすいように、バリアフリーデザインを採用することも必要です。

例えば、トイレの入口や内部の動線に段差をなくし、手すりの設置や広めのスペースを確保するなど、誰でも利用しやすい環境を重視したデザインを心がけましょう。そうすることで様々な方が快適に働ける環境を築くことができます。

 

4.トイレの内装工事業者はどこに頼めばいいの?

 トイレのリフォームやパウダールームの改装を検討する際、便器の取り替えだけでなく、ルーム内の間仕切り、トイレブース工事、壁面クロスや床工事など、さまざまな工事が発生します。

こうしたトイレ空間の工事は、トイレ内装の専門業者に依頼することができます。内装業者の中には、トイレブースの設置や改装工事も手がけている専門の業者が存在します。

特にオフィスなど働く環境のトイレブースは、オフィスビルや倉庫・工場、病院や学校といったそれぞれのシーンに最適なトイレ内装のモデルがありますので、実績がある設計施工業者に相談することがおすすめです。

トイレブースの内装工事を頼むメリットは多岐にわたります。まず、お客様の要望に合わせて最適なトイレブースの提案と施工プランを提供してもらえます。これにより、ニーズに合致したデザインや機能性を備えたトイレブースを実現できます。

また、専門業者による工事は確かな技術とノウハウが伴います。丁寧かつ迅速な施工により、オフィスのトイレ環境を効果的かつスムーズに改善できます。内装工事を手がける業者との協力により、トイレ空間がより使いやすく、清潔で快適なものとなるでしょう。

トイレの内装工事をお考えの際は、トイレブースに特化した業者や内装工事に精通したプロに相談し、各企業にあった最適なプランを探してみましょう。

 

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