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目次
オフィスレイアウトの自由度を高める「施工型パーテーション」は、空間の効率化やプライバシー確保に効果的です。しかし、設置する床の状態が不適切だと、パーテーションの安定性や美観が損なわれる可能性があります。本記事では、施工型パーテーションを設置する際の床の条件や適した床材の種類、失敗しない選び方のポイントを徹底解説します。オフィスリニューアルを検討中の方は必見です。
施工型パーテーションは、床と天井で支柱を固定してパネルをはめ込む仕組みとなっており、工事が必須となります。床に傾斜や凹凸があると、パネルの接合部に隙間が生じたり、経年劣化が早まったりするリスクがあります。床の状態が施工精度に直結するため、事前の床面チェックが不可欠です。
適切な床材を選ぶことで、パーテーションとの調和が生まれ、オフィス全体の統一感が向上します。間仕切壁と床の組み合わせにも配慮することで、機能性とスタイリッシュな空間を両立できます。
レーザー水準器を使った専門的な計測をします。
床の継ぎ目部分の段差
経年劣化による凹み
配線用の穴周辺の歪み
設置するパーテーションの種類によって異なる重量に耐えられるか確認が必要です。
オフィスの床に使用できるおしゃれな素材の種類には、さまざまなものがあります。ここでは、主なおしゃれな床材の種類を4つ見ていきましょう。
オフィスの床材で使用頻度が高いものに、タイルカーペットがあります。
タイルカーペットとは裏面にポリ塩化ビニル素材を使用した正方形のパネルです。専用接着剤を使って床に固定します。静電気を防止できたり、汚れにくかったりして機能的で、耐久性にも優れているのが特徴です。
他にも、デザインや色味の種類が豊富なことや、汚れた部分だけ張り替えができることもタイルカーペットのメリットです。異なる色や柄のタイルを組み合わせることで、独創的なデザインを実現できます。デメリットとしては、長期使用による色あせや水回りの床には不向きな点が挙げられます。
フローリングや大理石など自然の風合いを生かした天然素材も、おしゃれな床材の一つです。
天然素材を使用するメリットは、唯一無二の表情の豊かさや経年変化の風合いを楽しめることです。例えば、天然の木から作られたフローリングは独特の温かさが感じられ、大理石はその光沢と高級感が際立ちます。
天然素材を床材に使うデメリットは、施工コストが高いことや床材の専門知識が必要なこと、定期的なメンテナンスの必要性があることです。そのため、エントランスなど、オフィスを訪問する人に良い印象を与えたいエリアに限定して使用するのが現実的な選択肢でしょう。
ポリ塩化ビニルも、オフィスに使用できる床材の一つです。
この床材は、木目調や大理石調など本物の質感に似た高いデザイン性のものが豊富にそろっています。タイル状やロール状のものから選べるためレイアウト変更にも対応しやすく、クッション性があるので従業員の足への負担を軽減できることもメリットです。
一方、ポリ塩化ビニルのデメリットには、経年劣化に伴い端の部分がはがれやすくなる点があります。また床の上に重い物を長期間置くと、床面に凹みが生じやすいので注意が必要です。
オフィスの床材には、機能性に優れたOAフロアを選ぶのもおすすめです。
OAフロアは、通常の床の上に配線スペースを確保した二重床システムです。電源やLAN、電話線などの配線を床下に収納するため、オフィスの見た目がすっきりします。またレイアウト変更時の配線工事が簡単に行えることも大きなメリットです。
一般的なOAフロアには「置敷式」と「支柱式」の2種類があります。置敷式は軽量パネルを敷き詰めるタイプで、低コストで短期間の施工が可能です。設置する建物への負担が少なく、原状回復もスムーズに行えます。一方、支柱式は床下の高さを調整できるタイプで、より多くの配線や設備機器を床下に収納できるため、大規模なオフィスに適しています。金属製の支柱は耐荷重性に優れており、歩行時の安定感も良好です。
OAフロアのデメリットは、通常の床材よりコストが高くなることです。また置敷式の場合、既存のオフィスの床に凹凸があると対応できないケースもあるので、事前に施工業者への確認を行いましょう。
OAフロアとは?導入のメリットや選び方を解説
おしゃれなオフィスを演出するため、床材のデザインを重視する企業も少なくありません。ここでは、オフィスの床材を選ぶ際に知っておきたい注意点を3つ解説します。
オフィスの床材を選ぶ際は、オフィス全体と調和の取れた色を選びましょう。
オフィスは企業ブランディングにも直結します。そのため、コーポレートカラーやイメージカラーなどを床・壁・天井または家具など。どこにアクセントカラー(=コーポレートカラー)を配置するかを設計に反映すると、床選びも失敗が少ないでしょう。全体をコーポレートカラーカラーを映えさせるために、シンプルな床デザインに留める選択もあれば、例えば、企業ロゴが茶色系で、床にも同系色を取り入れるとオフィスの統一感が生まれることもあります。壁や天井、パーテーション、オフィス家具なども、同じベースの色に基づいて選ぶと全体的に調和しやすいでしょう。
原色や蛍光色など彩度の高い色を使用したい場合は、アクセントカラーとして部分的に取り入れると効果的です。このような色を広範囲に使用すると、視覚的な疲労を招く可能性があるので注意が必要です。
オフィスの床材選びは、おしゃれさと同時に機能性やメンテナンス性も重視した選定を行いましょう。
例えば、食事スペースや人の往来が多いエリアには防汚性に優れた床材が適しています。IT機器の多いエリアには帯電防止機能を備えた床材、業務エリアには防音効果の高い床材を選ぶなど、使用場所に応じた機能性を考慮しましょう。
また床のメンテナンス方法も床材選びの重要なポイントです。例えば天然木フローリングは、専用洗剤やワックスがけなどの定期的なケアが必要です。このように、メンテナンスの頻度や内容も考慮して床材を選定するようにしましょう。
オフィスの床材選びでは、見た目のおしゃれさだけではなく、施工コストを十分に意識した選定も大切です。
床材は素材によって価格差があるので、施工方法や面積に応じてコストが変動します。例えば、天然木フローリングはコストが高めですが、木目調のビニルタイルを使用すれば雰囲気を損なわずにコストを抑えられるでしょう。
初期コストが高くても、耐久性に優れた素材を選ぶと頻繁な張り替えが必要なく、長期的なコストパフォーマンスに優れているケースもあります。そのため床材選定の際は、一時的なコストだけではなく長期的な目線で選ぶことも大切です。
参考:初期費用とランニングコストの比較表(目安):
賃貸オフィスの床材を張り替える際は、どのようなポイントに気を付けると良いのでしょうか。ここでは、床材を張り替える際の注意点を詳しく解説します。
賃貸オフィスの床材を張り替える際は、事前に張り替えの可否を確認しましょう。
多くの賃貸物件では床材の張り替えに関する規定があり、特に接着剤を使用する工法に制限があるケースが多いです。そのため建物のオーナーやテナント、管理会社へ事前に確認を行って許可を得ておきましょう。
床材の張り替え許可が下りない場合は、接着剤を使わない置き敷きタイプのOAフロアや、はめ込み式の床材など原状回復がしやすい方法を検討すると良いでしょう。
賃貸オフィスの床材を選ぶ際は、Webサイトやカタログだけではなく、実際の質感や色合いを見てから選びましょう。
床材選びで起こる失敗には「実際の色や質感が想像と異なっていた」などのケースが少なくありません。写真では正確な色合いが分からない場合が多いので、床材を選定する際は可能な限り実物を見て確認しましょう。特に大規模な施工の場合は、実際の施工イメージが分かりやすい展示スペースを訪問するのがおすすめです。
賃貸オフィスの床材の張り替えは、施工費や廃材処理費など床材以外にかかるコストも事前に把握しておきましょう。
床材の張り替えには、さまざまな付随コストが発生します。具体的には、既存床材の撤去・処分費、下地処理費、施工費、搬入費などです。
特に既存床がOAフロアや特殊な素材の場合、撤去には予想以上の工数とコストがかかることがあります。また床の凹凸の調整や防湿・防音対策などの下地処理は、見積もり段階で見落とされやすいので注意しましょう。
配線の扱いも、賃貸オフィスの床材を張り替える際に気を付けたいポイントの一つです。
床材の張り替えでは、既存の配線処理が課題になるケースがあります。特に電源やLAN、電話線などが床に散乱しているオフィスは、配線による転倒事故のリスクが高まります。ここのようなオフィスでは、OAフロアの導入を検討して配線をまとめるのがおすすめです。
ここでは、おしゃれなオフィスの床の事例を2つ紹介します。オフィスの床の張り替えを検討する際に参考にしてください。
オフィスの床の事例の一つ目は、柔らかな木目調の床を採用したケースです。
このオフィスでは、明るく落ち着いた空間作りを実現するため、木目調デザインを基調とした内装に、柔らかな色合いの床材を合わせました。温かみのあるライトベージュ系の床材が木目の壁や家具とうまく調和して、落ち着きや寛ぎを感じさせるオフィスに仕上がっています。
またナチュラルな床の色は、オフィス内に置かれた観葉植物の緑を引き立ててくれます。木目調のナチュラルな雰囲気の中で働くことで、従業員のストレス軽減にも貢献するでしょう。
オフィス事例の二つ目は、スペースごとに異なる床の色を採用したケースです。
このオフィスでは、オフィス内の各エリアが持つ機能に注目して床材の色を分けました。例えばエントランスには明るいベージュ系の床材を使用し、開放感と清潔感のある第一印象を演出しています。一方、従業員が日常的に使用する業務エリアでは、やや濃いめのグレーを基調とした床材で、落ち着いた環境に仕上げています。
またオフィス全体が白を基調としたパーテーションと半透明のガラス素材なため、床の色の変化によって視覚的なゾーニング効果をもたらしているのも特徴です。パーテーションと床の色の相乗効果で、オフィスの空間分けを効果的に実現しています。
以上の施工事例は、モデルルームとしてパーテーションラボショールームで見学いたけます。
オフィスでの施工型パーテーションを設置する際、床材との組み合わせ選びでも、その印象は大きく異なります。適切な床材を選ぶと、企業イメージの向上、従業員の生産性アップ、そして快適な職場環境の実現が可能になります。
床材選びはおしゃれさだけではなく、機能性やメンテナンス性、コストパフォーマンスを意識した総合的な判断が大切です。また、企業のブランドイメージやオフィス全体のコンセプトと調和した床材を選ぶと、より一貫性のある空間作りが実現できます。
オフィスの移転や内装リニューアルを検討されている方は、パーテーションラボにご相談ください。床材選びからパーテーション、家具の配置まで、ワンストップでオフィス空間をご提案いたします。豊富な実績と専門知識を持ったスタッフが、お客さまのオフィス環境作りをサポートします。
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