オフィスに合ったパーテーション

1.オフィスで使用するパーテーションの役割

 職場を今以上に機能的にしたいときや社員がリラックスできるスペースを作りたいときなど、オフィスレイアウトの変更を考えるときにおすすめなのが、パーテーションです。

色や素材、高さを変えるだけで、オフィスの環境を大きく変えることができるからです。

オフィスで使用するために設置するときには、機能性はもちろん、デザイン性も含めて考えることが大切です。

 

パーテーションには、四つの役割があります。

一つ目は、ワンフロアをパーテーションで区切ることにより、仕事専用のスペースと応接室、倉庫などの新たなスペースを作り出すことです。可動式のものであれば、使用目的に応じて自由にレイアウトすることが可能なので、オフィスルームをそのときの状況に応じて使うことができるようになります。

二つ目の役割は、目隠しと防音効果です。部署ごとやデスクごとに仕切ることで周りの視線を遮り、仕事に集中できる空間を作り出すことができるだけでなく、ある程度周りの音を遮ることも可能になるでしょう。また、鍵のかかるドア付きのものもあるので、セキュリティーが必要なスペースを作りたいときにも効果的です。

三つ目の役割は、デザイン性です。部屋の利用目的により色を変えたり、素材を変えたりすることで機能性を高めることができます。最近では、デザイン性の高いものが数多く販売されています。

四つ目の役割は、レイアウトが自由であることです。特に狭いオフィスではパーテーションで空間を自由に仕切ることでそれぞれの機能を高められます。キャスター付きのものであれば、レイアウトを簡単に変えたいときにも便利です。

 

パーテーションには、工事が必要のない簡単なものから、高価で機能性の高いものまでさまざまなタイプのものがあります。簡単な目隠しやちょっとした区切りを考えるなら、ついたて式のものがおすすめです。

デスク間の目隠しや作業スペースを設けたければ、ローパーテーションがよいでしょう。コストも抑えられて自分で設置することができます。会議室や役員室などプライバシーを確保したければ、施工型のハイパーテーションが適しています。

 

2.オフィスにふさわしいパーテーション素材を選ぶ方法

 パーテーションは、どのような素材を選ぶのかによってもオフィスを全く違った空間にすることができます。オフィスに合ったものを選ぶためには、用途に合わせた素材を選ぶことが大切です。

 

パーテーションの最もポピュラーなものがアルミパーテーションです。軽くて丈夫なアルミ素材のものであれば、比較的コストを低く抑えられる上、デザイン性に優れたカラーパネルも多く、おしゃれな空間を演出するのに適しています。

 

ガラスのパネルを使ったパーテーションは、開放感と採光性の高さが特徴です。部屋の中の様子を確認できるスペースにしたいときや、より多くの光を取り入れたいときには効果を発揮します。

下の部分をパネルにし、上半分にガラスを使用すれば、圧迫感のない空間になります。そして透明なガラス素材に曇りガラスシートを貼ることもできます。ガラス素材のものは価格が少し高めなので、使う場所を限って配置するとよいでしょう。

 

スチールパーテーションは、丈夫さと遮音性、万が一の際に燃えにくいことが魅力です。裏打ちにグラスウールや石こうボードなどの吸音材や不燃材を使うことができるので、遮音性と耐火性が最も優れています。 コストの面では少し割高になってしまいますが、美しく機能性の高いスチール素材のパーテーションはどのようなタイプのオフィスにも合わせることができます。

 

3.パーテーション工事の注意点

 アルミ、スチール、ガラスパーテーションは、パネルが床から天井までを遮るものと、上部を開けるものがあります。パネル上部を開けるものであれば、後に述べる消防機器の費用を抑え、簡単に設置することができますが、当然ながら遮音性は低くなってしまいます。

 

パネル上部が天井についているものを設置するときには、注意すべき点が五つあります。

一つ目は、エアコンや蛍光灯の位置を確かめることです。場合によっては、パーテーションを設置したことで、エアコンや蛍光灯を新たに設置しなければならないことがあるので気を付けましょう。

二つ目は、天井の形状を確認することです。天井にはりなどがあるとオーダーメードの施工になり、その分コストがかかってしまいます。

三つ目は、火災報知器の設置場所です。消防法により、個室ごとに火災報知の設置が義務づけられていますので施工業者と相談することが大切です。

四つ目は、工事日程に関してです。パーテーションの設置工事には大きな音が伴います。社内の業務はもちろん、近くのビルやテナントのことも考え、夜間や土日に行うなどの配慮が必要です。

五つ目は、原状回復の費用まで考えて設置することです。工事内容を検討する際には、壁やコンクリート壁面の補修や廃材の処理費用なども含めて検討する必要があります。

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