設置型パーテーションの特徴

機能的で居心地のいいオフィスは、パーテーションを上手に活用しています。例えばデスクごとに仕切ることで他人の視線が気にならなくなり、仕事に集中することができます。部署によっては機密性の高い内容を扱うこともあり、遮音性の高いパーテーションで執務室を区切ると、効率的に業務を推進することも可能です。その他にもオフィスを上手にゾーニングすることにより、無駄のない動線の確保にもつながります。

オフィスの必需品ともいえるパーテーションですが、高さや材質など多くの種類があり、目的によって選ぶものが異なります。特に購入する前に考慮しなくてはならないのは、設置型にするか施工型にするかという点です。
 

設置型は工事が不要のついたて式になっていて、手軽に移動させることができます。必要な場所に置くだけなので、工事費用がかかる施工型に比べてコストを抑えて導入できるというメリットがあります。比較的背の低いものが多く、デスクの前や横に置いて目隠しとして使用したり、簡易的にスペースを区切ったりするのに適しています。
 

設置型は低コストで簡単に導入できる反面、遮音性は期待できません。なぜなら背が低いもので1メートル前後、高いものでも2メートルに満たない程度のものが多いので、完全な密室状態を作ることができないからです。また設置しやすく移動も簡単ですが、使用しない時に片付ける場所も確保しておく必要があります。

収納せずに出したままにしておくことで、スペースや通路が狭くなるなどのデメリットも生じかねません。事前に購入の目的を理解することが大切です。
 

設置型パーテーションのデメリットを考えた場合、遮音性とセキュリティーの問題を無視することはできません。
特に情報漏えい問題などといったセキュリティが話題になっている現代においては、設置型パーテーションの使い所には気をつけたいところです。
  

施工型パーテーションの特徴

施工型のパーテーションを使用すれば、スペースを完全に区切り一つの部屋を作ることができます。すき間のないタイプのものは遮音性が高く、会議や打ち合わせの内容が外にまで聞こえにくいというメリットがあります。密室状態を作ることもできるので、ドアに電子ロックなどを付ければセキュリティの面でも優れた効果を発揮します。

設置工事が不可欠なので、納品までに時間がかかったりコスト面が高くなったりということもありますが、応接室や会議室など機密性が求められる場所には、設置型よりも施工型の方が適しています。
 

広いワンフロアのオフィスを区切り、会議室やリフレッシュルーム、または通路などを作ることができる施工型にもデメリットはあります。それは設置工事だけでなく、付帯工事も必要になる場合があるという点です。
天井まで届くパーテーションを設置する場合、天井にある空調設備や照明器具の場所と重なってしまうと、そのままでは工事をすることができません。
つまり空調や照明を移動させたり、新しく設けたりする必要があるのです。

たとえ空調などの位置を避けて工事をしても、パーテーションが天井まであると、新しく作った部屋の中まで空調の風や照明の明かりが届かないこともあります。その場合は新たに仕切りの内側に設備を導入するための付帯工事を要します。
 

パーテーション上部がオープンになったタイプものなら、風や明かりが届きやすく新たに設置するためのコストがかかりません。また上部が開いていると個室とはみなされず、消防法で義務づけられている火災報知器などの設置が不要な場合もあります。これらの付帯工事に関しては、事前に業者と打ち合わせをすることで大幅なコストカットも可能です。
  

目的に合わせた選び方

設置型と施工型は、それぞれのメリットとデメリットを踏まえ用途に応じて使い分けることにより、快適なオフィス空間を作ることができます。最近ではシンプルなものからカラフルでデザイン性の高いものまで、多くの種類のパーテーションがあります。
 

設置型では連結するタイプが定番の形で、好きな形に連結できるためレイアウトの変更もそれほど手間はかかりません。
素材はさまざまですが、落ち着いた雰囲気を演出するのには木目調、会議室にはホワイトボードとしても使用できるものなどがおすすめです。布張りのものは、カラーバリエーションが豊富で、軽量なので持ち運びには便利です。
 

施工型のパーテーションはアルミ製やスチール製のフレームが多く、アルミの方がコストを抑えることができます。軽量で納期も短く、固定するパネルの組み合わせによって、デザイン性もアップします。一方スチールの方が高額になる傾向がありますが、遮音性が高いというメリットがあります。仕上がりが美しく高級感があり、ボードに不燃材を使用しているものも多いため、安全性も確保できます。

これらのメリットとデメリットを理解した上で、予算をオーバーしない範囲で適切なパーテーションを選びましょう。