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7月7日は「七夕の日」。
この日、願いを短冊に込めて笹に吊るす風習は、日本人にとって、未来への希望や理想を形にする大切な文化として根付いています。「もっと快適なオフィスにしたい」「プライバシーが守られた落ち着ける店舗空間をつくりたい」――そんな想いも、七夕の願いとして、多くの経営者や空間設計担当者が心に抱くことも、ロマンを感じさせます。
オフィスや店舗、クリニック、美容サロンといった空間において、デザイン性や開放感と、プライバシー性の両立は永遠の課題です。とくに近年、人気の高いガラスパーテーションは、洗練された印象と採光性をもたらす反面、視線や情報漏えいといった課題が顕在化しています。
その課題を解決し、理想の空間づくりを叶えるために注目されているのが「プライバシーガラス」です。
本記事では、プライバシーガラスの特徴やメリット・デメリット、さらに近年注目される調光フィルムを活用した最新のプライバシー対策まで、詳しくご紹介します。空間づくりに課題を感じている方は、ぜひ参考にしてください。
ガラスパーテーションは、空間を仕切りつつも閉塞感を与えず、光や視界の抜け感を保つ優れた建材として、オフィスや店舗、医療施設、美容サロンなどで広く採用されています。
しかし、その一方で、外部や通路から内部の様子が丸見えになってしまうケースが後を絶ちません。とくに、会議室や休憩スペース、診療室や施術室といった、一定のプライバシーが求められる空間では、こうした視線の問題が大きなストレスや不快感につながります。
また、見た目の問題だけでなく、重要な会話や情報が周囲に筒抜けになってしまうリスクも見逃せません。特にオフィスでは、打ち合わせ内容やプロジェクトの進捗状況など、情報漏えいを避けたい場面が数多く存在します。こうした課題を無視したままでは、従業員の安心感や業務効率、さらには来客や患者様の信頼感まで損なわれてしまう恐れがあります。
本章では、すりガラスの導入を検討する前提として押さえておきたい、ガラスパーテーション特有のプライバシー面の問題点を2つ取り上げて解説します。
外部からの視線が気になりやすいことは、ガラスパーテーションが持つプライバシー面の最大の課題です。 ガラスパーテーションでオフィスを間仕切りすると、周囲の目線や人の動きが見えるため、業務に集中しにくくなります。オフィスで勤務している間、常に誰かの視線を感じると上司などに見張られている感覚に陥り、従業員のストレスにつながるケースも少なくありません。 このような状況を防ぐには、ガラスパーテーションのパネルをすりガラスに変更する工夫が有効です。
ガラスパーテーションが持つプライバシー面の課題の一つに、防音性の低さもあります。 ガラスパーテーションの音漏れの原因は、パネルとフレームの間のわずかな隙間です。パネルとフレームが一体化したスチールパーテーションと比べると防音性が低いため、会議室や応接室など秘匿性が高い必要な部屋の間仕切りには向いていません。 ガラスパーテーションの防音性を向上したい場合は、パネルをガラスの層が厚い複層ガラスにしたり大掛かりな工事とコストがついて廻ります。
また、ガラスパーテーションの室内では会話の「反響音」も煩わしい問題としてあがりがちです。
外部からの視線が気になりやすいことの解決策として、広く活用されているのが「プライバシーガラス」です。プライバシーガラスとは、視線を遮る加工や構造が施されたガラスの総称で、空間の明るさや開放感はそのままに、プライバシー性を高めることができる優れた建材です。
プライバシーガラスには、不透明なガラスの「磨りガラス」、ガラスパネルに半透明のスモークシートをはる「フォグラスフィルム」など、さまざまなタイプがあります。
オフィスの会議室や個室スペース、クリニックの診察室、美容サロンの施術ブース、店舗の個室スペースなど、幅広い場所で採用されています。また、近年では、電源のON/OFFで透明と不透明を切り替えられる「調光フィルム」を用いたプライバシー対策も注目されています。
プライバシーガラスは、秘匿性の確保と同時に、空間の美観と省エネ効果を同時に高められる点も、プライバシーガラスの大きな魅力です。
視線をやわらかく遮りながらも、光の透過性は確保できる素材です。このため、プライバシーガラスをパネルに用いることで、外からの視線を気にすることなく、内部空間のプライバシーを確保できます。それでいて、室内の明るさや開放感はしっかりと保たれるため、閉塞感のない、洗練された印象の空間を実現できます。
実際に、オフィスの会議室や個室スペース、クリニックの診察室、美容サロンの施術ブースなど、幅広いシーンで採用されています。また、プライバシーガラスはデザイン性の面でも効果的です。シンプルなものから模様入りのものまで、意匠性の高いバリエーションも豊富で、空間全体の雰囲気に合わせたコーディネートが可能です。
さらに、ガラスに貼るフィルムシートの中には、可視光線透過率を確保しつつ、一定の遮熱効果を得られる透明遮熱ガラスフィルムタイプもあり、夏場の室温上昇を抑え、空調効率を高めることで、省エネ効果にもつながります。
ガラスパーテーションに使われる主なガラスの種類と特徴|コストと機能で選ぶ基礎知識
近年、注目を集めているのが「調光フィルム」の活用です。これは、ガラス面に貼り付け、電源のON/OFFで透明と不透明を瞬時に切り替えられる画期的なアイテムです。
調光フィルムは、透明導電膜を備えたPETフィルムの間に液晶層を挟んだ構造で、通電時には液晶分子が整列して透明になり、電源を切ると分子が不規則に並び、不透明になります。これにより、必要なときだけ目隠し効果を発揮し、シーンに応じた柔軟なプライバシー確保が可能です。
たとえば、オフィスの会議室では、通常は開放感のある透明状態で使用し、重要な打ち合わせや来客時にはスイッチ一つで目隠し効果を確保できます。店舗の個室スペースやクリニック、美容サロンの施術室でも、必要なタイミングだけプライバシーを守れるため、顧客満足度の向上につながります。
パーテーション付帯工事 | 瞬間調光フィルムとは、仕組みや魅力、使用シーンを解説
オフィスや店舗で人気のガラスパーテーション。しかし、そのスタイリッシュな見た目とは裏腹に、「反響音」の課題に悩まされるケースが少なくありません。
声や音が壁に跳ね返り、会議や打ち合わせが聞き取りにくくなることで、集中力やコミュニケーションの質が低下する恐れがあります。
こうした課題をスマートに解決するのが、音響メタマテリアル技術を応用した透明吸音パネル「iwasemi(イワセミ)」です。ガラス面に直接貼り付けられるこの吸音材は、ガラスの開放感や美観を損なわずに反響音を抑え、クリアで快適な音環境を実現します。
近年では、プライバシー性と快適性が求められる会議室やミーティングスペースへの導入が進んでおり、プライバシーガラスと組み合わせることで、視線も音も気にならない理想の空間づくりが可能です。
施工事例|ガラスに貼れる透明吸音材 iwasemi™ RC-α イワセミ
理想のオフィスや店舗、クリニック、美容サロンを実現するためには、単なるガラスパーテーションの設置だけでなく、プライバシー性やデザイン性、機能性を総合的に考慮することが欠かせません。
パーテーションメーカー直販サイト「パーテーションラボ」では、曇りガラス、フィルムやパネルの後加工、そして最新の調光フィルムまで、豊富なプライバシーガラスの選択肢をご用意しています。
専任のコーディネーターが、お客様のご要望や空間用途、ご予算に合わせた最適な施工プランをご提案します。プライバシー対策はもちろん、空間の印象や快適性、機能性をトータルで考えたご提案ができるのが、内装間仕切りのパーテーションメーカー直販ならではの強みです。
「もっと快適な空間にしたい」「オフィスや店舗のプライバシー性を高めたい」「デザイン性と機能性を両立したい」とお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
七夕の日に込めた理想の空間創り、その願いを実現するお手伝いを、パーテーションラボがサポートいたします。
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