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7月21日は「海の日」。
この国民の祝日は、海の恩恵に感謝し、海洋国日本の繁栄を願う日です。明治天皇が灯台巡視船「明治丸」で横浜港に帰着された7月20日を由来とし、1941年に「海の記念日」として制定。その後1996年には「海の日」として国民の祝日となり、2003年からは「ハッピーマンデー制度」によって7月の第3月曜日が海の日と定められています。海の日には、海に関わるイベントや海洋学習、海の環境保全活動など、様々な形で海に親しみ、感謝する機会が設けられます。
この「海の環境保全」や「海の恩恵に感謝」という視点を、日々の「働く環境=オフィス」に置き換え、オフィスの環境を目を向けてみます。
暑さや湿気、集中力の低下など、夏のオフィスには、夏特有の課題がつきまといます。海の恵みが豊かな自然環境を育むように、私たちもオフィス環境を整えることで、働く人々の活力を育み、企業成長を加速させることができるはずです。
近年、多くの企業がオフィス環境の重要性を再認識しています。あるデータによると、オフィスのリニューアルを行った企業の理由として、55%が「社員の満足度向上」を、そして45%が「オフィスの適性化」を挙げているそうです。これは、オフィス環境が単なるコストではなく、企業の競争力と成長を左右する重要な経営資源であるという認識が広がっている証左と言えるでしょう。
本コラムでは、企業経営者様のみならず、とくに事業リーダーの皆様にも向けて、「夏の働く環境改善のポイント」と題し、快適で生産性の高いオフィス空間がどのように企業価値を高めるのかを3つの見出しでご紹介します。そして、パーテーションラボの、オフィス環境改善を戦略的にサポートする、「空間コンサルティングサービス」についてもご紹介させていただきます。
海の環境保全が地球全体の生態系に不可欠であるように、オフィスにおける「空気の質と光環境」は、そこで働く人々の健康と生産性に直接影響します。
特に夏場は、室内の温度や湿度管理、そして適切な換気が、従業員の健康管理と業務効率維持の鍵となります。これらは、企業にとっての人的資源の活性化に欠かせない環境整備です。
夏のオフィスで最も重要なのは、室温と湿度の適切な管理です。環境省の推奨室温は、「夏は28℃、冬は20℃」です。湿度が70%を超えると、汗などが蒸発せず、疲れを感じやすくなるため注意が必要で、目安として夏は湿度40~55%、冬は湿度45~60%に保つのがよいようです。しかし広大なオフィス空間では温度ムラが生じがちです。窓際や壁面近くは外気の影響を受けやすく、デスクの配置によっては冷気が直接当たる場所もあります。このような温度ムラは、従業員の体調不良や集中力低下の原因となり、結果的に業務効率の低下を招きます。
室温調整においては、間仕切りのパーテーションも効果的な役割を果たします。例えば、冷気が溜まりいくいエリアにパーテーションを設置することで、冷房効率を妨げずに空気の流れを調整し、温度ムラを軽減できます。これにより、空間全体を均一な温度に保ちやすくなり、従業員一人ひとりが快適に業務に集中できる環境を創出します。また、熱がこもりやすい会議室や個別執務エリアを適切にゾーニングし、それぞれに合った空調設備を設置にすることも、省エネルギーと快適性の両立に繋がります。厚生労働省の「事務所衛生基準規則」においても、室内の温湿度調整は事業者の義務とされており、快適な温湿度環境の維持が、従業員の健康維持と生産性確保に直結する重要事項です。
夏のオフィスでは、エアコンの使用により窓を閉め切ることが多くなりがちです。しかし、オフィスビルは密閉性が高いため、換気が不足すると二酸化炭素濃度が上昇し、従業員の眠気や倦怠感、集中力低下を引き起こす可能性があります。また、高湿度が続くことでカビやダニの発生を促し、アレルギーや健康問題の原因となることもあります。まさに、海が浄化作用を持つように、オフィスにも「空気の浄化」が必要です。これは、従業員の健康リスクを低減し、企業運営の安定性を高める上で極めて重要です。
換気を促すためには、定期的な窓開けが理想ですが、騒音やセキュリティ、ビル管理上の問題で難しい場合も多いでしょう。そこで有効なのが、機械換気システムの適切な運用です。パーテーションの配置は、室内の空気の流れに影響を与えます。例えば、空気の滞留しやすい場所にパーテーションを設置すると、換気効率が低下する可能性があります。そのため、ゾーニングを検討する際には、換気扇の位置や給排気の経路を考慮したレイアウトが不可欠です。独立行政法人労働者健康安全機構の研究でも、オフィスにおける適切な換気が、従業員の健康維持と生産性向上に寄与することが示されており、感染症リスクの軽減にも直結するため、企業のBCP(事業継続計画)の観点からも重要性が増しています。
夏の強い日差しは直接当たると暑さを感じさせますが、適切に取り入れられた自然光は、視認性を高め、従業員の精神的な快適性をもたらします。自然光は体内時計の調整にも役立ち、疲労軽減や集中力維持に効果があると言われています。しかし、直射日光は眩しさや室温上昇の原因にもなります。
この課題を解決するのが、採光性と遮熱性を両立した間仕切りです。自然光の恩恵を最大限に享受しつつ、夏の暑さや眩しさを軽減し、省エネルギーにも貢献できます。建築環境学の分野では、自然光の活用が従業員の視覚的快適性、心理的健康、そして省エネルギー効果に与える影響が広く研究されており、良好な光環境が従業員のモチベーション向上と生産性向上に繋がることが示されています。
パーテーションラボの空間コンサルティングでは、これらの観点から、お客様のオフィスの間取りや日当たり、既存の空調・換気システムを詳細に分析し、最適なパーテーション配置と素材選定をご提案します。海の環境を丁寧に守るように、オフィスという「働く環境」の空気と光を最適化することで、従業員一人ひとりが快適に過ごし、最高のパフォーマンスを発揮できる基盤を築き、企業価値向上のお手伝いをいたします。
海の恩恵が私たちに癒しと活力を与えてくれるように、オフィス環境もまた、働く人々の集中力を高め、同時にリフレッシュできる機会を提供することで、生産性向上に貢献します。
夏のオフィスでは、集中力の維持が難しくなることもありますが、空間デザインの工夫でこれを乗り越えることができます。
夏のオフィスは、人の声や電話の音の他にも冷房の音や換気扇の稼働音など様々なノイズが増えるオフィスもあります。これらの環境音は、集中力を妨げ、ストレスの原因となります。海辺の静けさが心の平穏をもたらすように、オフィスにも「静寂」の空間が必要です。
集中力を高めるためには、音環境の整備が不可欠です。執務エリア内に、集中して作業できる個室ブースや、少人数で打ち合わせができる半個室空間を設けることが有効です。この際、遮音性の高いパーテーションを用いることが重要になります。例えば、パネル内部に遮音材を充填したスチールパーテーションや、吸音パネルの活用で、音漏れや反響を効果的に抑制します。吸音パーテーションは、音を吸収する素材で作られた間仕切りであり、特にオフィスや会議室、コールセンターなど音の問題が発生しやすい場所で、音の反響を抑え、周囲への音漏れを防ぐ効果を最大限に発揮します。これにより、従業員は周囲に気兼ねなく、また周囲の音に邪魔されずに業務に集中でき、業務品質の向上に直結します。日本音響学会の研究では、オフィスにおける騒音レベルと従業員の集中力、ストレスレベルの間に明確な相関があることが示されており、適切な音環境の整備が生産性向上に寄与するとされています。
スチールパーテーションでオフィスの防音対策
室内の音の問題を軽減する、吸音材の種類と選び方
集中だけでなく、適度な休憩やリフレッシュは、生産性を維持・向上させる上で欠かせません。夏の暑さで疲労を感じやすい時期だからこそ、気分転換ができる場所の存在は重要です。海辺で心を解放するように、オフィスにも「解放感」を感じられる空間が必要です。
オフィス内に、カジュアルな打ち合わせスペース、ランチにも使える休憩室、または短時間の気分転換ができるカフェスペースなどを設けることで、従業員は気分転換を図り、新たな活力を得ることができます。これらのスペースは、執務エリアとは異なる素材や色彩のパーテーションで区切ることで、視覚的にも空間の切り替えを促し、リフレッシュ効果を高めます。例えば、木目調のパネルや、植物を配置できるデザインのパーテーションは、温かみや自然の要素を取り入れ、リラックス効果を高めます。ワークプレイスに関する調査では、多様な働き方に対応する柔軟なオフィス空間が、従業員のエンゲージメント向上や創造性発揮に繋がることが報告されており、ABW(Activity Based Working)の概念にも通じます。
オフィスにリフレッシュスペースを導入しよう!メリットやポイントを解説
オフィス緑化|グリーニングパーティション
現代のオフィスにおいて、部署や職種の垣根を越えたコミュニケーションの促進は、イノベーション創出や企業成長に不可欠です。パーテーションの配置は、単に空間を仕切るだけでなく、意図的に人と人との交流を生み出す「空間の妙」を創り出すことができます。
例えば、社内にコワーキングスペースのような、様々な部署や個人の働き手が集まる共有スペースを設けることは、偶発的な出会いを促し、予期せぬ会話から新しいアイデアが生まれるきっかけとなります。ローパーテーションでゆるやかに仕切られたスペース、カフェのような雰囲気の休憩室、あるいは立ち話ができるようなハイカウンターなどを設けることで、自然なコミュニケーションが生まれる動線を設計します。また、ホワイトボードやモニターを自由に使えるミーティングブースや、プロジェクトメンバーが気軽に集まれるセミオープンな共同作業スペースを設けることは、活発な意見交換や知識の共有を促します。
このようなオフィスの中のスペース創りは、組織の壁を越えた連携を促進し、従業員一人ひとりの視野を広げ、新たなスキルや知見を習得する機会を提供します。これにより、個々の人材が活性化され、組織全体の能力向上、ひいては企業の持続的な成長へと繋がるのです。組織行動学の研究では、オフィスレイアウトが従業員間のコミュニケーションの質と量、そしてチームの協調性に与える影響が指摘されており、目的に応じたゾーニングや空間デザインが、企業文化の醸成やイノベーションに大きく貢献することが示されています。企業の重要な戦略として、オフィスの空間設計を位置づけることで、持続的な企業競争力の強化を図ることができるでしょう。
パーテーションラボの空間コンサルティングでは、お客様の働き方やコミュニケーションスタイルを理解し、音環境の改善、多様な用途のスペース創出、そして意図的なコミュニケーション設計を考慮したパーテーション計画をご提案します。海の恩恵に感謝するように、働く人々の活力を育み、最高のパフォーマンスを引き出すオフィス空間を共に創造してまいります。
フリーアドレスのオフィスとは?フリーアドレスにするメリットや注意点を解説
海が常に変化し、その多様性が豊かな生態系を支えるように、現代のオフィスもまた、変化への対応力と持続可能性が求められます。
特にコロナ禍を経て、働き方は多様化し、オフィスに求められる役割も変化しました。夏のオフィス環境改善も、一時的な対策に終わらず、未来を見据えた柔軟なデザインが重要です。これらは、企業価値を向上させるための重要な経営戦略となります。
現代のビジネス環境はめまぐるしく変化し、それに伴い企業の組織体制や働き方も常に進化を遂げています。リモートワークとオフィスワークを組み合わせたハイブリッドワーク、フリーアドレス制の導入、プロジェクトごとのチーム編成など、オフィス空間に求められる要件は多岐にわたります。まるで潮流が変化するように、オフィスも柔軟な対応力が不可欠です。
このような変化に対応するためには、施工型パーテーションで、容易にレイアウト変更が可能なパーテーションの導入が非常に有効です。一般的な造作壁のように一度設置すると移動が難しい固定式間仕切りに対し、アルミパーテーションやスチールパーテーションなどの間仕切りは、移設や増改築が比較的容易に行えます。これにより、企業の成長や組織変更、そして従業員が業務内容や気分に合わせて、働く場所や時間を自由に選択できるワークスタイルであるABW(Activity Based Working)の導入に合わせても、オフィス空間を迅速かつ効率的に最適化できます。オフィス家具業界の調査レポートでは、柔軟なオフィスレイアウトが従業員の創造性向上や組織の適応能力強化に寄与することが示されており、特にテクノロジー企業を中心に、可変性の高いオフィスデザインが重視されています。企業の俊敏性を高め、事業戦略の変化に柔軟に対応できるオフィスは、競争優位性を確立する上で不可欠です。
海洋環境の保全が地球全体の持続可能性に貢献するように、オフィスにおいても環境負荷を低減する取り組みは、企業の社会的責任(CSR)としてますます重要になっています。夏の電力消費が増える時期だからこそ、省エネルギーにつながるオフィスデザインは特に注目され、企業のブランドイメージ向上にも繋がります。
持続可能なオフィスを実現するためには、環境負荷の低い素材の選定、そして長期的な使用に耐える耐久性が重要です。例えば、リサイクル材を一部に使用したパーテーションや、製造過程で環境負荷の少ない製品を選ぶことは、SDGs(持続可能な開発目標)への貢献を明確に示し、企業の社会的評価を高めます。また、耐久性の高い素材を選ぶことで、頻繁な交換の必要がなくなり、廃棄物削減に貢献し、長期的なコスト削減にも繋がります。FSC認証木材の使用もその一つで、持続可能な森林管理を支援するものです。建築基準法や省エネ基準の改定も、企業に環境配慮を促す要因となっており、持続可能なオフィスは、現代企業に求められる必須の要素と言えるでしょう。
海洋国日本の繁栄が、人々の努力と海からの恩恵によって支えられるように、企業の繁栄もまた、そこで働く従業員の成長とエンゲージメントによって築かれます。オフィスは単なる作業場ではなく、知識を共有し、スキルを高め、新しいアイデアを生み出す「学びと成長の場」であるべきです。
この観点から、オフィスデザインは従業員間のコミュニケーションを促進し、コラボレーションを活性化させるよう工夫されるべきです。偶発的な出会いを促すような共有スペースの配置や、ホワイトボードやモニターを自由に使えるミーティングブースの設置は、活発な意見交換を促し、部署や職種の垣根を越えた連携を促進します。また、集中とリフレッシュのメリハリをつけられる空間設計は、従業員がより効率的に学習し、創造性を発揮するための土台となります。
このように、内装の間仕切りによる空間創りは、単なる物理的な区切りに留まりません。それは、従業員がより快適に、より生産的に働ける環境を整えるだけでなく、異なる職種や立場の人々が自然に交じり合い、互いに刺激し合うことで、人材の活性化を促します。新たな知識や視点が共有され、イノベーションが生まれやすくなることで、組織全体の能力が向上し、結果として企業の持続的な成長へと大きく貢献するのです。人材開発コンサルティング企業の調査では、従業員の成長を支援し、活発なコミュニケーションを促すオフィス環境が、離職率の低下や採用競争力の向上に繋がることが示されており、オフィスデザインが「人材投資」としての側面を持つことが明らかになっています。最適なオフィス環境は、企業の未来を拓くための戦略的な投資と言えるでしょう。
パーテーションラボの空間コンサルティングは、これらの視点から、お客様の未来を見据えたオフィスデザインをご提案します。組織の変化に対応できる柔軟なレイアウト、環境負荷を考慮した素材選定、そして従業員一人ひとりの成長を促すコミュニケーションと学習の場づくりまで、包括的なサポートを提供いたします。まるで海が日本の繁栄を支えるように、パーテーションラボは、お客様の企業が持続的に繁栄し、新たな価値を創造できる働く環境づくりに貢献してまいります。
「海の日」に、海の恩恵と環境保全の重要性を考えるように、私たちは日々の「働く環境」にも感謝し、その改善に意識を向けるべきです。
夏のオフィス環境改善は、単なる一時的な快適さの追求に留まらず、働く人々の健康と生産性を高め、企業の持続的な成長を支える投資となるからです。
オフィスのリニューアル理由として、55%が「社員の満足度向上」、45%が「オフィスの適性化」を挙げていることからも、オフィス環境の改善が、従業員のエンゲージメント向上と、変化するビジネスニーズへの対応という、企業の二大重要課題に直結していることがお分かりいただけるでしょう。
本コラムでご紹介した「快適な空気と光のオフィス環境づくり」、「生産性を高める集中とリフレッシュ、そしてコミュニケーションの空間創出」、そして「柔軟性と持続可能性のあるオフィスデザイン」は、これからのオフィスに不可欠な要素です。
パーテーションラボでは、皆様のオフィスの環境改善をサポートする空間コンサルティングサービスを提供しおります。お客様のオフィスが抱える課題や、目指す働き方を丁寧にヒアリングし、長年の経験と確かな施工技術に基づいた最適な間仕切りプランをご提案します。
例えば、空調設備を考慮したパーテーションの設置プランで空調効率を高めながら空間を仕切る方法。集中力向上には、吸音パーテーションを含む遮音性の高い間仕切りと個別ブースを設ける方法。そして、将来的なレイアウト変更や、従業員が業務内容や気分に合わせて、働く場所や時間を自由に選択できるワークスタイルであるABWの実現を見越して、移設がとくに容易な施工型パーテーションとローパーテーションを最適に組み合わせたプランをご提案することも可能です。さらに、休憩室や他部署との交流も促されるコワーキングスペースの設置といった、多様なニーズに応じた空間設計もお任せいただけます。私たちは、オフィスという空間が、そこで働く人々にとって最高のパフォーマンスを引き出す場所となるよう、素材選びからデザイン、レイアウト設計、施工、アフターサービスまで一貫してサポートいたします。
オフィス環境の改善は、従業員の満足度を高め、ひいては企業の競争力強化に繋がります。この「海の日」を機に、皆様のオフィス環境を見つめ直し、快適で生産性の高い未来のオフィスを共に創造しませんか。パーテーションラボは、皆様からのご相談を心よりお待ちしております。
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